...ヴェリチャーニノフはいきり立つ相手を遮って...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...引摺り奴(め)」いきり立つ勝造を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...獵犬のやうにいきり立つ八五郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一体これはどうしたということだ」平次はいきり立つお秀を押えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八五郎がいきり立つたんだらう」平次はニヤニヤ笑ひながら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――少し落着いて話せ」平次は漸(ようや)くいきり立つ二人を宥めました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...入口を塞(ふさ)いでいきり立つのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...土藏の中に三日も投り込まれて――」八五郎は拳固を振りあげていきり立つのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...町内の若い者達がいきり立つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ありあう(ど)を蹴散らしていきり立つところだが...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...顔を紫色にしていきり立つが...
久生十蘭 「魔都」
...大尉ゴロベーツィ自身もいきり立つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...イライラといきり立つて詰め寄つて行くのだつた...
三好十郎 「肌の匂い」
...私んとこの連中がいきり立つて來たんです...
三好十郎 「肌の匂い」
...いきり立つであろう...
武者金吉 「地震なまず」
...八徹之助は、いきり立つ弟を、制止して、「そのおちづという娘をこれへ呼んでくれ」とつなに云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...よしその分ならば」と、いきり立つを、関羽はあくまでなだめて、「おぬしを生捕るためならば、もっと兵馬を引き具して来ねばなるまい...
吉川英治 「三国志」
...いきり立つ前に、なぜよう敵の心を読んでおかぬのじゃ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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