...いきり立って畳みかけた...
徳田秋声 「爛」
...ほとんど信じられぬほどにいきり立ってそれを非難するのだったが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...たとえ口から泡を吹くほどいきり立っていても...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...いきり立ってた時のことだ...
豊島与志雄 「山上湖」
...どんなに激しくいきり立っても...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...帆柱のみがいきり立って動いているとしか思われません...
中里介山 「大菩薩峠」
...こちらがいきり立っているために...
中里介山 「大菩薩峠」
...死せる不遇なる大先輩のために大々的な追善供養をするんだ――と道庵の心中はいきり立っているのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなわけにゆくものか」万七はしきりといきり立っております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いつになくいきり立っております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...つい……」外務次官はにわかにいきり立って...
久生十蘭 「魔都」
...一層いきり立って来るような人と議論をしたことは時々あるが...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...いきり立っているけんど...
矢田津世子 「凍雲」
...あれほど多くのいきり立っている女を...
柳田国男 「故郷七十年」
...いきり立ってきたんだ...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...そしていきり立って坐っていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...袁紹もいきり立って...
吉川英治 「三国志」
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