...今までになく機嫌(きげん)のいい調子で...
海野十三 「海底都市」
...エンジンは一向いい調子にもどらないのであった...
海野十三 「火星探険」
...「どうも困りますんですがな」と荻生さんが例の人のいい調子で...
田山花袋 「田舎教師」
...全く今までになかったいい調子です...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...そして何時にかわらぬ威勢のいい調子で...
徳田秋声 「あらくれ」
...この一群は元気のいい調子でがやがや話し合っていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...努めて機嫌のいい調子をつくり...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...歯切れのいい調子で...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんないい調子になったのだと思う...
夏目漱石 「草枕」
...「いい調子でしょう? 五四年型のクラウン・インペリアル……気に入ったら...
久生十蘭 「あなたも私も」
...愛想のいい調子で...
久生十蘭 「キャラコさん」
...お声が似ているようだけど」兵隊は歌をやめて愛想のいい調子でいった...
久生十蘭 「だいこん」
...初めてです」「下町の人間は出不精(でぶしょう)だからな」和助はきげんのいい調子で笑った...
山本周五郎 「追いついた夢」
...むしろあいそのいい調子で云った...
山本周五郎 「風流太平記」
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