...「もっといい男」はきびしいじゃないか...
芥川龍之介 「片恋」
...『君は元氣のいい男だね!』自分の滿身の力は...
石川啄木 「雲は天才である」
...」とこの八畳(じょう)で応じたのは三十ばかりの品のいい男で...
泉鏡花 「縁結び」
...恰幅(かっぷく)のいい男だった...
梅崎春生 「日の果て」
...いい男だと言つてくれました...
太宰治 「五所川原」
...いい男だなあ、と思った...
太宰治 「火の鳥」
...いい男のやうに思はれた...
太宰治 「富嶽百景」
...あれほど運のいい男は...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...測候所で案内してくれた助手のB君は剽軽(ひょうきん)で元気のいい男であった...
寺田寅彦 「異郷」
...あなたは自分が大変いい男なのを知ってるの?」そして同時に同じ考えがふたりに起こった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「その、お侍は、いい男で、齢の頃、二十二三か、四五ではないか」「そうえ――本当に、そっくりよな、爺さん」婆は、深雪を、じっと、眺めていた...
直木三十五 「南国太平記」
...そして(話のようにいい男だが...
直木三十五 「南国太平記」
...まだ大谷吉隆のようないい男を知らない...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかにも釣り合のいい男が逗留(とうりゅう)していまして細君とすぐ懇意になります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...六返(ぺん)待ったをしたじゃないか」「記憶のいい男だな...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いい男だから名前をやったのだが...
野村胡堂 「平次と生きた二十七年」
...腕はその当時いい男だといわれていたのに...
長谷川時雨 「大門通り界隈一束」
...いい男だなあ」「だけれど今の扱帯は女物じゃねえか...
吉川英治 「剣難女難」
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