...やっぱり昔のように迅ちゃんとお言いよ」母親はいい機嫌であった...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...たいへんいい機嫌で...
海野十三 「火星探険」
...いい機嫌で室を出て行った...
海野十三 「空襲葬送曲」
...いい機嫌で一座をすっと見廻わした...
海野十三 「空襲葬送曲」
...実にいい機嫌で可成夜更けまで何か滔々(とうとう)とやっていた...
高村光太郎 「回想録」
...もういい機嫌であった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...いい機嫌になって戻って来たの」庄吉が...
直木三十五 「南国太平記」
...ひとりまたいい機嫌になって笑い出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...むやみにいい機嫌で...
中里介山 「大菩薩峠」
...いい機嫌だな」「よって行きなさい」「きょうは駄目だ...
中村地平 「霧の蕃社」
...偶々傍に一文字助光の名刀があったので、縦横十文字にバラバラにして「全くよく切れるなあ、何か切ってみたかったんだが丁度いいや」と、いい機嫌でねる...
中谷宇吉郎 「千年の時差」
...いい機嫌になったガラッ八は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どこで飲んできたんだ」乾はいい機嫌で...
久生十蘭 「金狼」
...いつもいい機嫌で糸をつむぎながら...
フランス Anatole France 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...まだあまりいい機嫌ではありませんでした...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...直(じ)きについたやつを、きゅっと引っかけた闇太郎は、独り言のように、「どうも、権門、富貴の御馳走酒より、自腹の熱(あ)つ燗がこてえられねえな」「親方は、大分いけると見えますな、もういい機嫌で、お出(い)でなのに――」「なあに――飲みたくねえ酒を飲まされた口直しさ」と、若者は苦っぽく笑って、「そういやあ、この河岸で、昨夜は、騒ぎだったそうじゃあねえか?」「へえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...いい機嫌な足どりで「でんがく」の軒先を出て行く...
吉川英治 「江戸三国志」
...そして先へいい機嫌で歩いてゆく二人の法師の影へ向って...
吉川英治 「親鸞」
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