...微酔(ほろよい)のいい機嫌……機嫌のいいのは...
泉鏡花 「遺稿」
...微酔(ほろよい)のいい機嫌...
泉鏡花 「怨霊借用」
...その日に限り彼はたいへんいい機嫌らしく...
海野十三 「生きている腸」
...いい機嫌で一座をすっと見廻わした...
海野十三 「空襲葬送曲」
...たいへんいい機嫌(きげん)の様子で...
海野十三 「のろのろ砲弾の驚異」
...ハッハッハッ」大川主任はいい機嫌で哄笑した...
海野十三 「蠅男」
...いい機嫌(きげん)だな」とか...
田中英光 「オリンポスの果実」
...ひとりまたいい機嫌になって笑い出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...小町塚の庵へいい機嫌で立戻って見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...偶々傍に一文字助光の名刀があったので、縦横十文字にバラバラにして「全くよく切れるなあ、何か切ってみたかったんだが丁度いいや」と、いい機嫌でねる...
中谷宇吉郎 「千年の時差」
...腰掛場(こしかけば)へあつまって下げられた酒肴(さけさかな)をいただいていい機嫌になっているあいだに...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...直(じ)きについたやつを、きゅっと引っかけた闇太郎は、独り言のように、「どうも、権門、富貴の御馳走酒より、自腹の熱(あ)つ燗がこてえられねえな」「親方は、大分いけると見えますな、もういい機嫌で、お出(い)でなのに――」「なあに――飲みたくねえ酒を飲まされた口直しさ」と、若者は苦っぽく笑って、「そういやあ、この河岸で、昨夜は、騒ぎだったそうじゃあねえか?」「へえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...酌をさせながらいい機嫌に話し興じて...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...「まるで紺屋高尾みてえな話さ」留さんはいい機嫌に笑った...
山本周五郎 「留さんとその女」
...いよいよいい機嫌になって帰りかけた...
夢野久作 「人の顔」
...先にいい機嫌になってしまいそうなので...
吉川英治 「新書太閤記」
...いい機嫌の武家――踊りの輪は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そして先へいい機嫌で歩いてゆく二人の法師の影へ向って...
吉川英治 「親鸞」
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