...いい所のこどもというのですが...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...いい所つて一体何処なんですか...
薄田泣菫 「茶話」
...いい所なんだ、とてもいい所だよ...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...いい所だとおっしゃるのだもの...
太宰治 「斜陽」
...今でもなかなかいい所がありますな」「東京へ行くのんに泣く者があるやろか云うて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...いい所のお嬢さんで初対面からぺらぺらおしゃべりをするような方にロクな方はございませんて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...うちの庭ほどいい所はないと思っていたのに...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...これはたいへんにいい所だからこの形勝を保存しなければいけないという事になり...
寺田寅彦 「写生紀行」
...どうもちょうどぐあいのいい所をここだと思い切りにくいので...
寺田寅彦 「写生紀行」
...自分のためのみならず人のためにも便利であり「能率」のいい所行であるように思われる...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...淡路島……いい所ですよ...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...景色のいい所ですよ」「おい...
夏目漱石 「草枕」
...段々この青年のいい所がめについて来る...
林芙美子 「新版 放浪記」
...かれはいい所も悪い所も同じように分けてくれた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...兵隊だって誰(だれ)だって気持(きも)ちのいい所へは来たいんだ...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...それに君こんないい所はもうないよ...
横光利一 「旅愁」
...いい所でお会いしましたが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...もう一度ピサロにどこか工合のいい所で頑張っていてもらおう...
和辻哲郎 「鎖国」
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