...いい塩梅に化膿(かのう)しないで済みそうですよ...
海野十三 「地球盗難」
...しかし結局こんな事から出入りをしなくなってくれたらいい塩梅(あんばい)だと思っていたのに色男を台無しにされては素直にあきらめきれなかったものかまた明くる日からずうずうしくも平気で稽古にやって来たのでそれならば本気で叩(たた)き込(こ)んでやる真剣の修業に堪(た)えるなら堪えてみよとにわかに態度を改めてピシピシと教えた...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...いい塩梅(あんばい)に逃げ出しそうな風も見えない...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...いい塩梅(あんばい)に平場(ひらば)の前の方を融通してくれたんですよ」「そう...
徳田秋声 「挿話」
...いい塩梅(あんばい)に火が熾った...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちょうどいい塩梅(あんべえ)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...町役人に頼んで来ましたよ」「そいつはいい塩梅(あんばい)だ」平次とガラッ八はそのまま両国へ――...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ちょうどいい塩梅(あんばい)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅(あんばい)じゃありませんか」ガラッ八はまたそれが不足でならなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅(あんばい)に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「いい塩梅(あんばい)に眠(ね)たようだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅(あんばい)に拾って来ましたよ」「どこに居るんだ」「外ですよ」「早く伴(つ)れて来な...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅(あんばい)でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅に寝付いたから疲れを休めようと思って...
正岡容 「我が圓朝研究」
...この児もいい塩梅(あんばい)に今朝はすっかり熱がとれてしまいました」「お前もこれから少し運動する方がいいな...
松本泰 「秘められたる挿話」
...十日はいい塩梅に風も大してなかったので大助り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いい塩梅(あんばい)に...
吉川英治 「三国志」
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