...丁度いい塩梅(あんばい)に...
海野十三 「火薬船」
...「オイ何時まで懸(かか)るのだ」「もう直ぐです……」丁度いい塩梅に...
海野十三 「人間灰」
...――いい塩梅に精巧なクロノメーター式の導火装置は...
海野十三 「獏鸚」
...いい塩梅(あんばい)に逃げ出しそうな風も見えない...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...ほんとにいい塩梅(あんばい)でした」米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...四五日はお帰りがないだろうよ」「ちょうどいい塩梅(あんばい)じゃございませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...皆んな帰って貰いますよ」「すると夜分はお鶴さん一人だね」「え」「ちょうどいい塩梅(あんべえ)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅(あんばい)に人突き騒ぎも片付きそうだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅(あんばい)じゃありませんか」ガラッ八はまたそれが不足でならなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅(あんばい)に持ち直して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どこかに隠れていたに違いないって」「で?」「いい塩梅(あんばい)に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅に昨日の雨ですっかり街道の埃もおさまり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...俺なんかいい塩梅にいまでも昔師匠の売れたほどは売れていねえし...
正岡容 「小説 圓朝」
...いい塩梅に寝付いたから疲れを休めようと思って...
正岡容 「我が圓朝研究」
...いい塩梅に巴里を出る少し前或る有名な蒐集家の所蔵品を見ていたので大体の見当はついたわけなのです...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...「伯母さんが何か彼にか云っていやだからあさってのお昼っから池の所で話をしない事?丁度いい塩梅にS村の叔父さんの所へ行くんですって...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...火を焚きつけいい塩梅にからだに温かさを感じた...
室生犀星 「故郷を辞す」
...ともかくもいい塩梅です...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
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