...丁度いい塩梅(あんばい)に...
海野十三 「火薬船」
...しかし結局こんな事から出入りをしなくなってくれたらいい塩梅(あんばい)だと思っていたのに色男を台無しにされては素直にあきらめきれなかったものかまた明くる日からずうずうしくも平気で稽古にやって来たのでそれならば本気で叩(たた)き込(こ)んでやる真剣の修業に堪(た)えるなら堪えてみよとにわかに態度を改めてピシピシと教えた...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...いい塩梅(あんばい)にそう明るくはありませんでした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...いい塩梅(あんばい)に火が熾った...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちょうどいい塩梅(あんばい)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅(あんばい)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅(あんばい)に拾って来ましたよ」「どこに居るんだ」「外ですよ」「早く伴(つ)れて来な...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「ちょうどいい塩梅(あんべえ)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅(あんばい)でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅(あんばい)に忙しそうで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ところがいい塩梅に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...その晩――いい塩梅に間もなく常磐津を語る枝女子という若いおんなが入ってきてくれ...
正岡容 「小説 圓朝」
...「伯母さんが何か彼にか云っていやだからあさってのお昼っから池の所で話をしない事?丁度いい塩梅にS村の叔父さんの所へ行くんですって...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...スエ子の糖尿がいい塩梅にこの頃は少しましです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十日はいい塩梅に風も大してなかったので大助り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いい塩梅に、慢性でないし、ほかにくっついたものがないし、ただお酒が入っていて、注射がきいたかどうだか分らず、そうだったら迚も痛い目を見るでしょうが、ともかく命に別状はないでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いい塩梅(あんばい)に...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??