...いい塩梅(あんばい)にころがっていましたよ...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...この時計はいい塩梅に停らないでコツコツ動いている」「時計がどうしたんです」「うん...
海野十三 「深夜の市長」
...丁度いい塩梅(あんばい)に...
海野十三 「流線間諜」
...四五日はお帰りがないだろうよ」「ちょうどいい塩梅(あんばい)じゃございませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅(あんばい)じゃありませんか」ガラッ八はまたそれが不足でならなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅(あんばい)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次とガラッ八が現場へ駆け付けた時はいい塩梅(あんばい)に検屍(けんし)が済まないので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「それはいい塩梅(あんばい)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...逢ってみないか」「そいつはいい塩梅(あんばい)だ」平次はガラッ八に合図をして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅(あんばい)だ」「何をやらかしゃいいんで?」「近所の噂を集めてくれ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅(あんばい)でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いい塩梅(あんばい)に墜(を)ちやがつた...
逸見猶吉 「火を喰つた鴉」
...その晩――いい塩梅に間もなく常磐津を語る枝女子という若いおんなが入ってきてくれ...
正岡容 「小説 圓朝」
...俺なんかいい塩梅にいまでも昔師匠の売れたほどは売れていねえし...
正岡容 「小説 圓朝」
...いい塩梅に後の人がやってきたので楽屋へ下りてまいりました...
正岡容 「初看板」
...いい塩梅に、慢性でないし、ほかにくっついたものがないし、ただお酒が入っていて、注射がきいたかどうだか分らず、そうだったら迚も痛い目を見るでしょうが、ともかく命に別状はないでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...変化りがなくて何よりいい塩梅(あんばい)だ...
室生犀星 「香爐を盗む」
...火を焚きつけいい塩梅にからだに温かさを感じた...
室生犀星 「故郷を辞す」
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