...克彦はあれ以来、なぜかジョニー・ウォーカーを愛飲するようになっていた...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...あれ以来何とも云って来なかった陣場夫人から手紙が来た...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あれ以来僕の信念に変りはないのです...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...あれ以来、心休まる日はなかった――ただの一日も...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...あれ以来と云うもの...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...あれ以来今日まで...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれ以来日本の夢も見たことがなかったの...
久生十蘭 「キャラコさん」
...あれ以来、叔父様は変わられました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...あれ以来夜中に突然飛び起きるといふ新しい習慣が出来て...
牧野信一 「素書」
...あれ以来一度も見かけないので水夫はその老人が何処の人かは知らなかつたが...
牧野信一 「山彦の街」
...あれ以来どんなことがあっても半之助のことは口にせず...
山本周五郎 「初蕾」
...あれ以来とするともう半年近くに相成ります」卓(たく)をはさんで...
吉川英治 「江戸三国志」
...秀吉はあれ以来、京都へ上って、中央の枢機(すうき)で大いにうごいている...
吉川英治 「新書太閤記」
...あれ以来牢城役所では四道(どう)の街道口に関所を結び...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一晩泊って語り明かした――あれ以来であったかとおもう...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...うわさに聞けば代官の萩原年景は、あれ以来、帯も解かず焼け跡に立って、大工や左官たちを督励し、またたくうちに先に役所のほうを建て直し、焼け失った書類を再調したり、領内の政治一新に心がけて、(すこし、あのお代官、このごろ変だぞ)といわれるほど、以前とはまるで態度がちがってきたということであった...
吉川英治 「親鸞」
...あれ以来、どっちも自分の意見を曲げないのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それはあれ以来冷めない火のように...
吉川英治 「柳生月影抄」
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