...我等を更に生き甲斐のある人生に導くものである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...友ある人は友を懷ひ...
石川啄木 「菊池君」
...草双紙の中にある人物の来歴が分つたものだから...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...飾ってある人形の衣裳を見ても毒々しくてちっとも美の感じがしない...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...哲學や宗教やは悉く餘裕のある人共の慰み物としか思へない...
伊藤左千夫 「奈々子」
...ところが、ある人があって、油のかわりに水をさしてもいいのだと思いちがいをし、いくらほかの人がおしえても、考えをなおしません...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...その書き遺したものなど見ると相当教養のある人だったように思われ...
高村光太郎 「回想録」
...またある人は唯物論的思想の流行による国民精神の廃頽のせいだと思い込む...
寺田寅彦 「猫の穴掘り」
...ある人は比較的知の作用のみを働かす意識の連続を得て生存せんと冀(こいねが)い...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...これら到底些少のセンチメントのある人間の所業と思われない兇悪な犯罪が人々の記憶に生なましく...
牧逸馬 「双面獣」
...ある人が生を目して...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...この点に関するある人々の随意的能力は他の人には出来ない各種のものにまで及んでいるのが見られる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...はかないのが姿である人生であるからと源氏は思いながらも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父の事を聞いたことのある人は絶無僅有で...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...あれは修養のある人だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ある人々において私が認めましたように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...とても特長のある人びとに関してもその通りだ...
山本実彦 「十五年」
...必ず為(な)すある人物とぞんじますが)と...
吉川英治 「新書太閤記」
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