...あるまじき不料簡(ふれうけん)を...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...タダの奉公人でも追出すような了簡(りょうけん)で葉書一枚で解職を通知したぎりで冷(す)ましているというは天下の国士を任ずる沼南にあるまじき不信であるというので...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...世にあるまじき災難の報を新たに聞かんため! 685思ふに既に汝の眼...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かかる権利と両立することを得ず』最後に第三は――『教会は現世の王国にあらず』というのでございます!」「桑門の人にあるまじき言語の遊戯でございます!」とパイーシイ神父は我慢がしきれないで...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...其の外國史書の文が國史に混ずることはあるまじき事なりといふ一種の尊王説に本づけること疑なきも...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...この天下の老中に対するあるまじき侮辱は...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...あるまじき事ではあるが...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...武士としてあるまじき不心得の事があつた爲――と秋山伊織はいひます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...詩人にあるまじき純一性の缺乏で...
萩原朔太郎 「中央亭騷動事件(實録)」
...子供中間の女王様(によわうさま)又とあるまじき恵みは大人よりも利きが早く...
樋口一葉 「たけくらべ」
...もと/\利發(りはつ)の貴君樣(あなたさま)に其(その)氣(き)づかひはあるまじきなれど...
一葉女史 「ゆく雲」
...如何にも上流の人間にあるまじき事にして...
福沢諭吉 「女大学評論」
...王としてあるまじきこの不面目なる行為のため...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...花見とならばいかめしき長刀をさして群衆の中へ出るでもあるまじきに...
正岡子規 「俳諧大要」
...五右衛門にはあるまじき仰山なる仕草なり...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...「しまッた!」日本左衛門としては、あるまじき不覚...
吉川英治 「江戸三国志」
...……めッたにあるまじきふしぎな御人相をお顔の一枚下のお顔にたたえておられる...
吉川英治 「私本太平記」
...あるまじき不届きな沙汰」「何とも恐れいりまする」「かかる軍紀の弛(ゆる)みが見ゆればこそ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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