...あり余るほどあつた石碑が...
會津八一 「一片の石」
...彼女のあり余る生命力は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...我等は我等の力にあり余る位の仕事を此処でやつて行かねばならぬ...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...大学の三年間私はあり余る情熱のことごとくをただ書物に打ち込んで...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...あり余るほど漁(と)れて...
辰野隆 「書狼書豚」
...私もあり余る金ではないから...
近松秋江 「狂乱」
...物がたくさんあり余る癖に吝(けち)くさくて...
徳田秋声 「足迹」
...地位などのあり余る者ならずして...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...すでに充分なあり余る程の問題を有つ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...仕事にあり余るほどの社員を雇っておくと...
豊島与志雄 「女と帽子」
...私はあり余るほどの幸福の感じを...
豊島与志雄 「未来の天才」
...あり余るほど沢山います...
豊島与志雄 「林檎」
...もとよりあり余る路用があるというわけではありませんから...
中里介山 「大菩薩峠」
...「クラムなんかここにはあり余るほどいるのよ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...いかに単純な手法のうちにあり余る美が示され得るか...
柳宗悦 「工藝の道」
...国富が増殖して生命があり余ると...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...それを養う糧草や財貨もあり余るほどだった...
吉川英治 「三国志」
...お金はあり余るうえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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