例文・使い方一覧でみる「ありがちな」の意味
スポンサーリンク...梅雨中にありがちな天気でした... 
芥川龍之介 「妖婆」
...夏のうちは誰にでもありがちな腹下しをなさいましたな...
谷崎潤一郎 「途上」
...高山の上にありがちな水蒸気の邪魔物というのがふきとったように...
中里介山 「大菩薩峠」
...どんな田舎（いなか）へ行ってもありがちな豆腐屋（とうふや）は無論あった...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...自分の手柄を喜んでいるようなことばかりありがちなのです...
羽仁もと子 「親子の愛の完成」
...教養のない実業家のタイプにありがちな...
久生十蘭 「キャラコさん」
...未熟な者にはごくありがちな...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...――それは美しい青年にありがちな虚栄心からでもあり...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...この種の作品にありがちな無味乾燥に陷つてゐないばかりか...
堀辰雄 「「繪本」」
...忙しい人にありがちな行動であった...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...こうした酒場にありがちな...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...その顔つきがそこらの老人にありがちな容子を見せてくるからである...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...大人の世界でもありがちな忘れ方なのであって...
山之口貘 「雨あがり」
...むしろこういう一道の達人にありがちな欠陥も多分に持っているのである...
吉川英治 「剣の四君子」
...平常もありがちなことだが...
吉川英治 「三国志」
...若妻にありがちなすね方も当然だったが...
吉川英治 「私本太平記」
...吏員（りいん）にありがちな汚職めいた蔭口も聞かれなかった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そうした少年にありがちな傾向として...
蘭郁二郎 「足の裏」
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