...豊かにのびのびとしたありがたい感触を忘れて了つたかのやうになる...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...ありがたいたよりを持つてきた...
種田山頭火 「其中日記」
...たどんはありがたいかな...
種田山頭火 「其中日記」
...ああ温泉はありがたい...
種田山頭火 「其中日記」
...物の名というものはやはりありがたいものである...
寺田寅彦 「柿の種」
...名高いありがたい神父さまだ...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...ありがたいお薬水だといつてうりだす……そして大まうけをする……さういふつもりらしいんです...
豊島与志雄 「スミトラ物語」
...李陵は別にありがたいとも気の毒だとも思わなかった...
中島敦 「李陵」
...お前のようなお洒落(しゃれ)にそんな注意をしてくれるものはほかにありゃしないよ」「ありがたい仕合せだな」「芝居(しばや)はどうだい...
夏目漱石 「明暗」
...ありがたいものである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...ありがたいことは...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ありがたいものではなかったろう...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...ありがたい、くい止めました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...ありがたいですが」スピード夫人が心を入れ替えて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...好意はありがたいが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「――思えばありがたい国にわたしたちは生れたもので」捨次郎は...
吉川英治 「新書太閤記」
...「ありがたい」こういう場合...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ご好意はありがたいが」いうと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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