...部下(した)の者の欠点(あら)は随分手酷くやツつけるけれども...
石川啄木 「菊池君」
...レコード道楽の方はどうなっている?(野村氏は「あらえびす」の別名でレコード音楽について書いている...
江戸川乱歩 「探偵小説このごろ」
...意味のわからない言葉の中からはあらゆる意味が導き出されることは事実である...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...要するに見る所直ちに行わんと欲するがためにあらずや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...かつて他の贖罪(しょくざい)の場所から脱せんがためになしたのと同様なあらゆる努力...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...尤もこれは爾雅の方が多分誤であらうと思はれる...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...さあらぬ体(てい)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...眉廂(まびさし)の下にあらわれた横顔は丸く膨(ふく)らんでいる...
夏目漱石 「永日小品」
...「私のお父さんはさくらあらいこの社長なのよ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...Kの示した態度はこうしたあらゆる用心のための処置を嘲笑するようなものだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ザッと荒増(あらま)し記してあれば...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...万事を知るは善(よ)けれど知りたりとて俳句を能(よ)くし得べきにあらず...
正岡子規 「俳諧大要」
...鳴雪(めいせつ)翁は大老人にあらずして還暦には今一ト昔もありさうに思はる...
正岡子規 「墨汁一滴」
...更に彼はデモーニッシュなものはあらゆるライデンシャフトに伴ふのがつねであると述べた...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...それ故に過去の歴史は觀想にとつて好ましき對象をなすであらう...
三木清 「歴史哲學」
...あらゆる職務・工作・職人・の共通の師であったろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...町内を三遍廻って来いと突き出してやった」「おれにも覚えがあらあ...
山本周五郎 「へちまの木」
...建興元年とあらためられた...
吉川英治 「三国志」
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