...縄はあやまたず船に届いた...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...あやまたずその数を告ぐるがごとし...
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」
...教えられたとおりの路をあやまたずに三曲りして...
太宰治 「狂言の神」
...あやまたず人に言い伝えるのは...
太宰治 「自作を語る」
...あやまたず摘出してくれる...
太宰治 「自作を語る」
...一篇(いっぺん)の構成あやまたず...
太宰治 「斜陽」
...聴講生ひとり残らず全部の者に深くあやまたず納得させずんばやまじというような...
太宰治 「惜別」
...あやまたず指定できたことなどもあったのであるが...
太宰治 「畜犬談」
...誰にも知られぬ或る日、或る一隅に於ける諸君の美しい行為は、かならず一群の作者たちに依って、あやまたず、のこりくまなく、子々孫々に語り伝えられるであろう...
太宰治 「一つの約束」
...あやまたずに之を手に受けなければならない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...金助の眼力(がんりき)あやまたず」金公は驚悦して...
中里介山 「大菩薩峠」
...七兵衛の眼はあやまたず...
中里介山 「大菩薩峠」
...あやまたずこれなりと思はれぬ...
森鴎外 「うたかたの記」
...杉永の云うことを聞かせて下さい」だが皮肉なことに私の刀はあやまたず...
山本周五郎 「失蝶記」
...あやまたず新九郎の肩先へピシリとふり下ろされた...
吉川英治 「剣難女難」
...二矢は狙いあやまたず...
吉川英治 「三国志」
...その矢はあやまたず...
吉川英治 「新・水滸伝」
...闇をあやまたず十夜頭巾の人影へクルクルと巻きついた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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