...独身生活をしやうと決心したとは云ふものゝそれはあやふやな決心である...
伊藤野枝 「貞操に就いての雑感」
...どちらかに、たとえ悪い方にでも、きまって呉(く)れれば、まだいい、こんな、あやふやな、恐しい疑惑にとじ込められているのは、本当に堪まらないことだ」「…………」三、十日目「オイ、Sじゃないか...
江戸川乱歩 「疑惑」
...医者の診察(みたて)と同じやうに兎角あやふやなものだが...
薄田泣菫 「茶話」
...あやふやな装飾の観念を捨てたらよい...
太宰治 「芸術ぎらい」
...世論はすでに甚だあやふやな政治性をしか持たなかったが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...極(きわ)めてあやふやな自分の直覚というものを主位に置いて...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...大体があやふやなもんじゃのに...
火野葦平 「花と龍」
...「イデオロギイはあやふやになつたけれども...
平林初之輔 「政治的価値と芸術的価値」
...多少のあやふやは許したまえ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...あやふやであった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...なんだかあやふやな気持と...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...此のあやふやな境遇(きやうぐう)を脱けて見やうじやないか...
三島霜川 「平民の娘」
...しかもいずれもあやふやにである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「不徳はたとい人間の裁きのぼんやりとしてあやふやな眼はのがれても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それほど人間の態度というものはあやふやなものなのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分が考えてもなおあやふやな話でも...
柳田国男 「山の人生」
...あやふやな妥協にでも終りかけたら...
吉川英治 「新・水滸伝」
...小さな」そのあやふやな言葉にも...
蘭郁二郎 「植物人間」
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