例文・使い方一覧でみる「あまつさえ」の意味


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...あまつさえ手をあげて...   あまつさえ手をあげての読み方
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」

...あまつさえ、目に爽(さわや)かな、敷波の松、白妙(しろたえ)の渚(なぎさ)どころか、一毛の青いものさえない...   あまつさえ、目に爽かな、敷波の松、白妙の渚どころか、一毛の青いものさえないの読み方
泉鏡花 「開扉一妖帖」

...あまつさえ額面に表装するというは言語道断である...   あまつさえ額面に表装するというは言語道断であるの読み方
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」

...あまつさえ彼らの利害には何の関係もないはずの私の片腕を折り...   あまつさえ彼らの利害には何の関係もないはずの私の片腕を折りの読み方
海野十三 「放送された遺言」

...その彼女が、いわば召使の斎藤老人に、弱点をつかれ、あまつさえ、なき夫の口からも聞いたことのない、はげしい叱責を受けて、くやしさに、のぼせ上ったのは無理もない...   その彼女が、いわば召使の斎藤老人に、弱点をつかれ、あまつさえ、なき夫の口からも聞いたことのない、はげしい叱責を受けて、くやしさに、のぼせ上ったのは無理もないの読み方
江戸川乱歩 「吸血鬼」

...あまつさえわがいいつけをしりぞけて余人にたのめとは何ごとだ」と...   あまつさえわがいいつけをしりぞけて余人にたのめとは何ごとだ」との読み方
谷崎潤一郎 「盲目物語」

...あまつさえ筆紙書物まで何一ツふそくこれなく...   あまつさえ筆紙書物まで何一ツふそくこれなくの読み方
徳富蘇峰 「吉田松陰」

...あまつさえ向うの藁屋根(わらやね)の下からは七面鳥の啼(な)きごえさえのんびりと聞えていて...   あまつさえ向うの藁屋根の下からは七面鳥の啼きごえさえのんびりと聞えていての読み方
堀辰雄 「大和路・信濃路」

...あまつさえ、誰の「芸」でも決してよく言わない...   あまつさえ、誰の「芸」でも決してよく言わないの読み方
正岡容 「寄席」

...それだけでも淋しい谷中の深更け――あまつさえ...   それだけでも淋しい谷中の深更け――あまつさえの読み方
三上於菟吉 「雪之丞変化」

...あまつさえ士籍の外(ほか)にありなどとさえいわれたのである...   あまつさえ士籍の外にありなどとさえいわれたのであるの読み方
森鴎外 「渋江抽斎」

...将軍家がお代りになっても、実際に、庶民の中に立ち交じって政治(まつり)をする良いお奉行や良吏がなくては」「決して適材とも存ぜぬが、越前も、なしうる最善はつくす所存でござる」「それなのに、なぜ、この度(たび)のような些事(さじ)に、お心を労し、あまつさえ、その職も御一身も、自ら破り去るような短慮な道をえらばれるか」「もう止めましょう……」越前守は、ふと気を更(か)えて、楽翁の一徹を宥(なだ)めるように――「御老人...   将軍家がお代りになっても、実際に、庶民の中に立ち交じって政治をする良いお奉行や良吏がなくては」「決して適材とも存ぜぬが、越前も、なしうる最善はつくす所存でござる」「それなのに、なぜ、この度のような些事に、お心を労し、あまつさえ、その職も御一身も、自ら破り去るような短慮な道をえらばれるか」「もう止めましょう……」越前守は、ふと気を更えて、楽翁の一徹を宥めるように――「御老人の読み方
吉川英治 「大岡越前」

...鐘巻自斎の力を借りて、卑怯な勝ちを制した宮津の京極家は、その後ますます近国へ羽振りを利(き)かし、あまつさえ、先頃も江戸城内で、将軍家を初め諸侯列席の所に於いて、喋々(ちょうちょう)と当時の自慢話をいたし、この忠房に満座の中で、赤恥をかかせおった...   鐘巻自斎の力を借りて、卑怯な勝ちを制した宮津の京極家は、その後ますます近国へ羽振りを利かし、あまつさえ、先頃も江戸城内で、将軍家を初め諸侯列席の所に於いて、喋々と当時の自慢話をいたし、この忠房に満座の中で、赤恥をかかせおったの読み方
吉川英治 「剣難女難」

...あまつさえ、己を知らんなどとは、慮外(りょがい)な奴」斬ってしまえと陣外へ突きだしたが、賈の同僚が憐れんで懸命に命乞いをしたので、「命だけは助けておくが、以後、無礼な口を開くとゆるさんぞ」と、幕中に投げこんで謹慎を命じた...   あまつさえ、己を知らんなどとは、慮外な奴」斬ってしまえと陣外へ突きだしたが、賈の同僚が憐れんで懸命に命乞いをしたので、「命だけは助けておくが、以後、無礼な口を開くとゆるさんぞ」と、幕中に投げこんで謹慎を命じたの読み方
吉川英治 「三国志」

...あまつさえ、こよい初雪見参のお召を畏(かしこ)んで参ったわれに、理不尽なこの乱暴とは何事ぞ...   あまつさえ、こよい初雪見参のお召を畏んで参ったわれに、理不尽なこの乱暴とは何事ぞの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...戦野へくり出した六千余の山兵のうち、帰りえた者は三分ノ一にも足らず、あまつさえ、頭目(とうもく)のなかの林冲(りんちゅう)、雷横、李逵(りき)、石秀、黄信(こうしん)らまでが、みな負傷して、かつぎこまれて来るという惨状なのだ...   戦野へくり出した六千余の山兵のうち、帰りえた者は三分ノ一にも足らず、あまつさえ、頭目のなかの林冲、雷横、李逵、石秀、黄信らまでが、みな負傷して、かつぎこまれて来るという惨状なのだの読み方
吉川英治 「新・水滸伝」

...あまつさえ弟子善信には...   あまつさえ弟子善信にはの読み方
吉川英治 「親鸞」

...あまつさえ法外科五十余...   あまつさえ法外科五十余の読み方
吉川英治 「親鸞」

「あまつさえ」の書き方・書き順

いろんなフォントで「あまつさえ」


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