...是れ引手数多(ひくてあまた)の女俳優(例へばもしや艸紙(ざうし)の雲野通路(くものかよひぢ)の如き)ならんと...
石橋忍月 「舞姫」
...あまたの墓参人にわかに騒ぎ立ちて...
井上円了 「おばけの正体」
...小さな数多(あまた)の姿が一斉に律動した...
梅崎春生 「日の果て」
...名(な)をしらざる異草(いさう)もあまたあり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...柄にはあまたの黄金の鋲燦爛と光る劔...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...210其外あまたパイオネス彼に打たれて死なんとす...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ああまた大なるかな...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...数多(あまた)の悲しみと数多の歓び!――そして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...白衣(びやくえ)の男女(なんによ)おもてをつゝみあまた来りてわれを捕へ刀もてわが肉(ししむら)を裂きぬ...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...それがために数多(あまた)の通行の人を留めてしまったことを気の毒に思って...
中里介山 「大菩薩峠」
...たち喚ばひあまたもしつゝ...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...しかしもうあまたの閲歴...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...「不幸」も数多(あまた)集まれば...
松永延造 「ラ氏の笛」
...それは隅(すみ)から隅(すみ)まで數多(あまた)の畦畝(うね)になつて居(ゐ)ました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...君にとてあまたの年をつみしかば常を忘れぬ初蕨なり女王(にょおう)様に読んでお聞かせ申してください...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...例の如く許多(あまた)の人名が見えてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...あまたたび休みて...
森鴎外 「文づかひ」
...あまたの少年たちは...
吉川英治 「神州天馬侠」
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