例文・使い方一覧でみる「あぶら」の意味
スポンサーリンク...あぶらがなくなって... 
江戸川乱歩 「かいじん二十めんそう」
...油滓（あぶらかす）など火のうつり易（やす）きやうになしおくゆゑ々（たん／＼）熾々（しゝ）と然（もえ）あがる...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...すっかり体中の脂（あぶら）が脱けてしまうかのように...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...油蝉（あぶらぜみ）の声のような断続する音と...
寺田寅彦 「柿の種」
...試みにこれを活気ある油画（あぶらえ）の色と比較せば...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...庭（には）の油蝉（あぶらぜみ）が暑（あつ）くなれば暑（あつ）くなる程（ほど）酷（ひど）くぢり／＼と熬（い）りつけるのみで...
長塚節 「土」
...油気（あぶらけ）のない頭を...
夏目漱石 「三四郎」
...その油気（あぶらけ）のない硬（こわ）い髪の毛が...
夏目漱石 「門」
...其（その）油氣（あぶらけ）のない硬（こは）い髮（かみ）の毛（け）が...
夏目漱石 「門」
...顔をあぶら汗でてらてらさせながら...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...その葯（やく）からさらさらとした油気（あぶらけ）のない花粉が落ちて来て...
牧野富太郎 「植物知識」
...油揚（あぶらあげ）ならば鳶も取るべきに...
南方熊楠 「十二支考」
...かれの坐っているあたりの空気をしっとりとあぶらぐませ...
室生犀星 「幻影の都市」
...じとじとしたあぶらが...
室生犀星 「香爐を盗む」
...髪あぶらの臭（くさ）さなどを...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...似て非なる亀遊の髪あぶらの香（におい）を嗅いで...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...夜ごとの酒の脂肪（あぶら）を糠袋（ぬかぶくろ）でこすりたてた露八の顔を見ると...
吉川英治 「松のや露八」
便利！手書き漢字入力検索