...阿武隈川(あぶくまがは)...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...血のあぶくをごぼごぼ口からふきだして...
海野十三 「少年探偵長」
...よい仕事をしたあとで一杯のお茶をすするお茶のあぶくにきれいな私の顔がいくつもいくつもうつっているのさどうにか...
太宰治 「葉」
...一年に二百ものあぶく銭がありゃあ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...七兵衛から捲きあげたあぶく銭...
中里介山 「大菩薩峠」
...たくさんの泡沫(あぶく)をつくる...
中谷宇吉郎 「海底の散歩」
......
野口雨情 「都会と田園」
...そこら中あぶくだらけにして……」そんなことを...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...賭博場(ばくちば)の賽の目次第で転げ込んだ泡沫銭(あぶくぜに)だ...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...」半分は石鹸(シヤボン)のあぶくだらけの顏で振向いて返事をしたが...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...牛乳と卵とのあぶくを食べながら...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...一説には下を流るる川の名と同じくもと阿武隈(あぶくま)であったのが...
柳田國男 「地名の研究」
...すなわち南隣の阿武隈(あぶくま)流域などで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...阿武隈(あぶくま)水域ではシンメサマというのである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...あぶくをとばして概して辻褄の合わぬ訳もわからぬことをしやべくつていた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...小さな渦(うづ)が黄(き)いろぽい泡(あぶく)を載せた儘すい/\と流れてゐた...
横瀬夜雨 「筑波ねのほとり」
...あぶくみたいな儚(はかな)さだ...
吉川英治 「大岡越前」
...アレヨアレヨとあぶくのごとく沸騰(ふっとう)して...
吉川英治 「神州天馬侠」
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