...コップに注ぐと泡立つすなわちあぶくが出るワインもまた炭酸を含んでいて...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...裸体の男があぶくを吹き吹き...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...殊に縁日商人位泡沫(あぶく)銭の儲かる者は無い...
内田魯庵 「貧書生」
...油はジュウジュウとあぶくを湧き立てて対流をはじめ...
海野十三 「科学者と夜店商人」
...ブクブクとあぶくが浮きあがってくるばかりです...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...よい仕事をしたあとで一杯のお茶をすするお茶のあぶくにきれいな私の顔がいくつもいくつもうつっているのさどうにか...
太宰治 「葉」
...ぶくぶくと泡(あぶく)が立つ泥の中にひょいと身を起すと...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...先生あぶく銭がはいったのでとても嬉しくてどうしようかと色々考えた末...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...あぶくを飲んで結構がるものはいわゆる茶人である...
夏目漱石 「草枕」
......
野口雨情 「都会と田園」
...阿武隈大膳正(あぶくまだいぜんのしょう)の乱行記の一節...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...そこら中あぶくだらけにして……」そんなことを...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...あぶくを載せた上潮の(うねり)が...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...すなわち南隣の阿武隈(あぶくま)流域などで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...口はあぶくを吹きだし...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...喘いであぶくをふきだしながら...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...あぶくをとばして概して辻褄の合わぬ訳もわからぬことをしやべくつていた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...あぶくみたいな儚(はかな)さだ...
吉川英治 「大岡越前」
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