...あばら家や、人が出来かけの家に住んでいるというようなことは、決してみられなかった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...いつか小林少年が苦しめられた戸山ヶ原のあばらやも...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...この島の人家は凡て離れ離れに建っているのだが、そのあばら家は、殊に孤立している感じだった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...日に日に零落(れいらく)して家は僅か数間のあばら屋をあますのみとなり...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「王成」
...この荒家(あばらや)の中ときた日にヤ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...肋(あばら)の左右に横たえた手を...
夏目漱石 「思い出す事など」
...郊外の破屋(あばらや)に棲んでゐるのであった...
原民喜 「難船」
...あばら骨が折れて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...あばら骨に月がさして居らア...
正岡子規 「墓」
...ごらんのとおりのあばら家(や)ですから...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...うしろ抱きにした銀次の肋骨(あばら)の下へ深く刺し込んだまま...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...痩(や)せた肋骨(あばら)が洗濯板なる...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...肋(あばら)へかけたその切ッ先は...
吉川英治 「江戸三国志」
...その肋骨(あばら)をふくらませていた...
吉川英治 「私本太平記」
...中村の茅屋(あばらや)で病死したというのが...
吉川英治 「新書太閤記」
...「うぬッ」肋骨(あばら)へ...
吉川英治 「松のや露八」
...尖(とが)った肩や薄い肋骨(あばら)を波のように喘(あえ)がせて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...肋骨(あばら)まで断(た)ち割られて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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