...三十四――この破屋(あばらや)へ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...あばら骨が現われ...
江戸川乱歩 「鬼」
...いつか小林少年が苦しめられた戸山ヶ原のあばらやも...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...荒屋(あばらや)ではあれど...
田中貢太郎 「轆轤首」
...一反(たん)五畝(せ)の土と十五坪の草葺のあばら家(や)の主(ぬし)になり得た彼は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...肋骨(あばらぼね)が折れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...郊外の破屋(あばらや)に棲んでゐるのであった...
原民喜 「難船」
...肋骨(あばら)の張りぐあいと言ったら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...まるであばら家のようななかに...
堀辰雄 「花を持てる女」
...あばら骨が折れたんじゃねえかと思う...
三好十郎 「樹氷」
...あばら屋の中で黴臭い紅茶をすすめながら...
夢野久作 「怪青年モセイ」
...肋骨(あばら)を折って...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...馬の蹄(ひづめ)で肋骨(あばら)をしたたかに踏まれていたからだった...
吉川英治 「三国志」
...肋骨(あばら)もいたむような胸騒(むなざ)いをいだいていたにちがいなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...「かかる茅屋(あばらや)へ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...薄暗い一軒のあばら屋をのぞきこんだ...
吉川英治 「親鸞」
...肋骨(あばらぼね)のふくらむほどであった...
吉川英治 「親鸞」
...黒革胴(くろかわどう)のような肋骨(あばら)が大きな波を打つ...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索