...とある沙山(すなやま)陰のあばら家の棟(むね)へ...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...太刀の先が肋(あばら)の骨に触れて...
芥川龍之介 「偸盗」
...壁が落ち軒の傾いたあばら家に...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...だんだんにあばら骨まで見えて来ました...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...また故郷のあばら屋に帰る途中の...
太宰治 「竹青」
...一反(たん)五畝(せ)の土と十五坪の草葺のあばら家(や)の主(ぬし)になり得た彼は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...あばら家(や)の腐つた土台から軈(やが)ては破れた畳(たゝみ)までを浸(ひた)してしまふ...
永井荷風 「水 附渡船」
...八隠(かくれ)ヶ岡(おか)(尾上山(おべやま))に近い荒家(あばらや)の中で...
中里介山 「大菩薩峠」
...肋骨(あばらぼね)が折れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あばら屋の二階には...
原民喜 「夢と人生」
...立ち腐れになったようなひどい破屋(あばらや)だった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...危なく肋骨(あばらぼね)を折ってしまうところでしたよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あばら骨が折れて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...かれの肋骨(あばら)の下を見舞(みま)った...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あの中村の茅屋(あばらや)で...
吉川英治 「新書太閤記」
...碁盤(ごばん)のような胸幅が肋骨(あばら)をつつみ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...自分の肋骨(あばら)の下にも...
吉川英治 「宮本武蔵」
...僧の住むあばら屋が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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