...血色(けつしよく)の好(い)い頸元(えりもと)に伸(の)し掛(かゝ)ると向(むかう)は後退(あとすざり)もしない...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「癩病やみの話」
...三足あとすざりをしましたが...
鈴木三重吉 「乞食の子」
...先生はあとすざりをしました...
アルフオンズ・ドーデー Alphonse Daudet 鈴木三重吉訳 「村の学校(実話)」
...残暑があとすざりしてゐる...
種田山頭火 「一草庵日記」
...ほほほ」と用心しながら退却(あとすざり)をして...
二葉亭四迷 「浮雲」
...やがてあとすざりながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
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