例文・使い方一覧でみる「あっちにもこっちにも」の意味
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海野十三 「宇宙戦隊」
...あっちにもこっちにもうろうろしていた...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...俯観しているＴ市のあっちにもこっちにも桃色のネオン・サインがだんだん浮きあがって来た...
海野十三 「深夜の市長」
...浪人者というやつがあっちにもこっちにもウロウロして事あれかしと覘（ねら）っていやがる...
中里介山 「大菩薩峠」
...あっちにもこっちにもいくらも咲いているじゃないか」お君はチラホラと咲いている梅の木の花や蕾（つぼみ）を...
中里介山 「大菩薩峠」
...あっちにもこっちにも伝えられました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あっちにもこっちにも客あしらいがしてあって――江木の権力（ちから）と自分の美貌からだと思っていたから...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...広い屋根屋根の下にはこうした人生の片言があっちにもこっちにもあるのだろう...
林芙美子 「魚の序文」
...なるほど畳の裏藁があっちにもこっちにもはみ出し...
久生十蘭 「魔都」
...それからあっちにもこっちにも出た...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
...たくさんの草たばがあっちにもこっちにもころがっていました...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...野原にはあっちにもこっちにも...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...野原にはあっちにもこっちにも...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...あっちにもこっちにも子供が瓜（うり）に飛びついたときのようなよろこびの声や何とも云いようない深いつつましいためいきの音ばかりきこえました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...あっちにもこっちにもまるで子供が瓜に飛びついたときのやうなよろこびの声や何とも云ひやうない深いつゝましいためいきの音ばかりきこえました...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...泥（どろ）の小島があっちにもこっちにも水面（すいめん）に顔を出しています...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...あっちにもこっちにも...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...あっちにもこっちにも柳沢家の同心や岡ッ引が目を光らしていやがって...
吉川英治 「江戸三国志」
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