例文・使い方一覧でみる「あっち」の意味

...あっちの主力艦はわが潜水艦に悉（ことごと）く撃沈されてしまうし... あっちの主力艦はわが潜水艦に悉く撃沈されてしまうしの読み方
海野十三「空襲下の日本」

...レールをあっちへやったり... レールをあっちへやったりの読み方
江戸川乱歩「天空の魔人」

...気違いにあっちゃ... 気違いにあっちゃの読み方
太宰治「新ハムレット」

...あっちへやりましょうよ」それは二人でいるにこしたことはなかった...
田中貢太郎「春心」

...「もっと彼方（あっち）へ... 「もっと彼方への読み方
谷崎潤一郎「痴人の愛」

...あっちへ植えて見たり... あっちへ植えて見たりの読み方
徳田秋声「黴」

...あっちの人はすす鋭（ど）いから結局旅のものが取られることになってしまう... あっちの人はすす鋭いから結局旅のものが取られることになってしまうの読み方
徳田秋声「挿話」

...それに困った人はあの千々岩（ちぢわ）さん――たしかもう清国（あっち）に渡（い）ったように聞いたですが」山木はじろりとあなたの顔を見つつ「千々岩！　はああの男はこのあいだ出征（でかけ）たが... それに困った人はあの千々岩さん――たしかもう清国に渡ったように聞いたですが」山木はじろりとあなたの顔を見つつ「千々岩！　はああの男はこのあいだ出征たがの読み方
徳冨蘆花「小説　不如帰」

...あっちでもこっちでも... あっちでもこっちでもの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...そうして無意味に手の中であっちへやったり... そうして無意味に手の中であっちへやったりの読み方
正岡容「小説　圓朝」

...あなたはあっちの国道のほうを走らないで... あなたはあっちの国道のほうを走らないでの読み方
トオマス・マン　Thomas Mann 実吉捷郎訳「墓地へゆく道」

...あっちへよろよろ... あっちへよろよろの読み方
夢野久作「豚吉とヒョロ子」

...あっちからもこっちからも... あっちからもこっちからもの読み方
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」

...では今晩はあっちにあなたの泊まるところがありますから... では今晩はあっちにあなたの泊まるところがありますからの読み方
宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」

...生活のパタパタからやっては三日ぐらいいて又あっちというの... 生活のパタパタからやっては三日ぐらいいて又あっちというのの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...さっき海辺であっちこちさがしたのだけれど... さっき海辺であっちこちさがしたのだけれどの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...……あっちで又、似寄りの仕事があるのです... ……あっちで又、似寄りの仕事があるのですの読み方
夢野久作「焦点を合せる」

...――あっちへ行けっ」朱夜黒昼（しゅやこくちゅう）一大晦日（おおみそか）も... ――あっちへ行けっ」朱夜黒昼一大晦日もの読み方
吉川英治「松のや露八」

「あっち」の書き方・書き順

いろんなフォントで「あっち」