...お前さん、あたふた、次の駅で下りましたがね...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...そしてまたあたふたと帰って行きました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...あたふたと出ていった...
海野十三 「太平洋魔城」
...そして、看護婦をいそがせて、自分は鞄をもち、看護婦には、洗滌器(せんじょうき)などの道具をもたせて、あたふたと、医務室を出ていった...
海野十三 「爆薬の花籠」
...あたふたと奥へ馳(か)けて行った...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...あたふたと外へ出て行きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...正三はあたふたと堤の路を突きつて栄橋の方へ進んだ...
原民喜 「壊滅の序曲」
...あたふたと我等の主人公の方へ挨拶をしに駈け寄った...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...少し気色ばんだ様子をしてあたふた出てきました...
平林初之輔 「祭の夜」
...誰にでもご用件をお申し付けください」レックミア侍従は来た時と同じようにあたふたと去って行った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...あたふた出て行った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...警察の自由にやって下さい」トラフォード警部補があたふた帰ると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...ハースコートがあたふたと部屋に入ってきて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...あたふたと鉄兜で頭上を圧へ...
牧野信一 「鬼の門」
...あたふたと身につけると...
吉川英治 「江戸三国志」
...いつになくあたふたと...
吉川英治 「新書太閤記」
...何か自分の肌をあたふた探っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あたふたと私はその靜かな島を辭した...
若山牧水 「樹木とその葉」
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