...なかには名古屋甚句(じんく)も聞える――出来たら出来たと言やあせもこちらもカンコがあるわえのうと騒ぎ出したものもある...
中里介山 「大菩薩峠」
...胸や背中にあせもが出来る...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ぶつぶつとあせものかさぶたではどうにもなりません...
林芙美子 「新版 放浪記」
...汗疹(あせも)をとめるといって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...あせもの中から鼻の先だけ出している内...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...年暮れて岩井の水も氷とぢ見し人影のあせも行くかなそのほかの女房の作は省略する...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...手鎖の当るところにあせもができているのである...
山本周五郎 「さぶ」
...あせもだの腫物(できもの)だの...
吉川英治 「新書太閤記」
...汗腫(あせも)に似たものがいっぱいできていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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