...傍にあった長い箸――それは日本の箸の二倍も長いやつだった――をとりあげて...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...また更に大きな声をあげて...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...ほんのり紅潮(こうちょう)した顔をあげて...
海野十三 「爬虫館事件」
...板を持ちあげてのぞいて見ますと...
江戸川乱歩 「大金塊」
...よきほどの処をしぼりあげてこゝに沓脱(くつぬぎ)の壇(だん)をおき...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...ひきあげて待っておいでになりますと...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...物置の天井にあげて置いた臼(うす)が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その中から出して捺してあげておくれと...
長谷川時雨 「古い暦」
...そこで充分に暴れて根拠地ハコダテに引きあげて行った...
本庄陸男 「石狩川」
...「せめて清書でもしてあげてほしい」「どういたしまして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...手をあげて見せるし...
室生犀星 「命」
...その表面をとりあげて浅見の徒が「病狂人」と謂(い)うのは...
山本周五郎 「新潮記」
...まっすぐに相手を見あげて云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...内部から火の手をあげて...
吉川英治 「黒田如水」
...手をあげて呶鳴った...
吉川英治 「三国志」
...そして相坂山(おうさかやま)をのぼりつめた辺で、「もしっ、そこな女性(にょしょう)」「もしや、藤夜叉さまではありませんか」二人の男は、手をあげて、先へ行くものを呼びとめた...
吉川英治 「私本太平記」
...小さい河舟が河原に引きあげてあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...埃(ほこり)をあげて...
吉川英治 「親鸞」
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