...その火を燻(いぶ)らそうとする塵芥(ちりあくた)の堆積(たいせき)はまたひどいものだった...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...土のごとく芥(あくた)のごとく...
井上円了 「おばけの正体」
...先刻(せんこく)足下(おぬし)が俺(おれ)にくれた「惡漢(あくたう)」の名(な)は今(いま)返(かへ)す...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...惡黨(あくたう)とはえ?カピ妻 あのロミオの惡黨(あくたう)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...「ああくたぶれた...
豊島与志雄 「好人物」
...汚い芥(あくた)のようなその姿を曝(さら)しているのであろう...
永井荷風 「曇天」
...それがいやなら道をあけて通しやがれ」この猛烈なる悪態(あくたい)で浮足立った人が総崩(そうくず)れになって...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれは加賀様の御用の提灯だわやい」かさにかかった悪態(あくたい)の馬子は前へ廻って...
中里介山 「大菩薩峠」
...塵芥(ちりあくた)の如く扱うわけでもなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...渦巻の外側を流れる芥(あくた)の如く...
中島敦 「虎狩」
...「ああくたびれちゃったわ」こうしておせいちゃんは話し始めた...
山本周五郎 「青べか物語」
...池は干あがって塵芥(ちりあくた)が溜(た)まっているし...
山本周五郎 「あだこ」
...芥(あくた)の如き大軍をかき分けて...
吉川英治 「三国志」
...独り悪態(あくたい)口を叩いてやまなかったのは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...大掃除の後の芥(あくた)を焼くように...
吉川英治 「松のや露八」
...少年時代から悪太郎(あくたろう)の手本にされているので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...加茂川へ芥(あくた)と共にお流し下さろうとも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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