...お互に運命だとあきらめましょう...
芥川龍之介 「或恋愛小説」
...けれども六十何銭かの前には東京行(ゆき)それ自身さえあきらめなければならぬ...
芥川龍之介 「十円札」
...呆(あき)れた顔をして...
芥川龍之介 「虱」
...あき箱あき籠あまた車の上に載せ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...まだあきらかに姿を見せていた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...眼の前にただ一枚の空皿(あきざら)が残っているだけで彼の側(そば)には父親と母親が立っていた...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...同時に頗る慊(あきた)らなく思っていた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...テーブルがわりの空箱(あきばこ)に顔をおしつけたまま...
海野十三 「恐竜島」
...つまった息を風船に入れて、青空をとびまわれ、あきらめよ、わが心とは思います...
太宰治 「虚構の春」
...その商人(あきんど)の噂もそのうちに伝わって来た...
田中貢太郎 「餅を喫う」
...わが身かへつて医師にまさりて明(あきらか)ならん...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...おれも諦(あき)らめて仕舞つた...
夏目漱石 「それから」
...この垣の外は五六間の空地(あきち)であって...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...明日(あした)町へゆくことをすっかり諦(あきら)めていた...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...秋蒔(あきまき)の麦までおろしてあるという恠異(かいい)に遭遇することになった...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...あきれた顔つきである...
火野葦平 「花と龍」
...逃亡はあきらめてないだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...それを報ぜなかつたことを慊(あきたら)ずおもつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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