...そうしてあの破れ上衣の大半は若奥さんが八月生んだ赤坊(あかんぼう)のおしめになって...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...その中に桃太郎や天狗やあかんべいなどの繪が書いてあつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...あかんぼのかごを...
アントン・チエーホフ Anton Chehov 鈴木三重吉訳 「てがみ」
...某日(あるひ)その漁師の女房が嬰児(あかんぼ)の守をしながら夕飯の準備(したく)をしていると...
田中貢太郎 「海坊主」
...私は清導寺の嬰児(あかんぼ)の死といっしょに奇怪な事件として...
田中貢太郎 「鷲」
...孰方だす?」「誰がお前を去なす云うた?」「そんならリヽー遣んなはるのんか?」「そない孰方かにきめんならんこと………」「あかん...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...もう何処へも行つたらあかんねんで...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...逃げて掴まえられたりしたらあかんさかい...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...ねっかららちがあかんな」と言って声高くその中年の男は笑った...
田山花袋 「田舎教師」
...師父」とフランボーが取っておきの嬰児(あかんぼ)じみたしかし重苦しげな声を叫び出した...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...ほんのあかんぼうだった人たちが...
新美南吉 「丘の銅像」
...「そして早(はよ)う戻って来(こ)にゃあかんに...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...穴のあかんばかり...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ひやかしたらあかん...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...ごまかしては、あかんぞ...
槇本楠郎 「栗ひろひ週間」
...あかんと言った顔の左膳である...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...」「あかん...
横光利一 「南北」
...(拍手)俗つれづれ草あかんぼの發見九年ぶりで...
吉川英治 「折々の記」
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