...仰向(あおむけ)に浴漕に浸っているままで大声に情婦を呼びたてる...
有島武郎 「星座」
...半年間あおむけに寝たきりなので...
梅崎春生 「狂い凧」
...栄介はあおむけに寝た...
梅崎春生 「狂い凧」
...じっとあおむけに横たわっていた...
梅崎春生 「桜島」
...あおむけにたおれて...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...大尉はそこでもう大の字に仰向(あおむけ)に寝ころがってしまって...
太宰治 「貨幣」
...それにも人夫の一人が頭と一方の足端(あしくび)を衣片(きれ)でぐるぐる巻きにして仰臥(あおむけ)に寝かされていた...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...後ろざまにあおむけに舗石(しきいし)の上に倒れた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...または細長い横木の上にわざと仰向(あおむけ)に寝たりして...
夏目漱石 「思い出す事など」
...仰向(あおむけ)に寝ながら...
夏目漱石 「草枕」
...大きいテラスのほうへあおむけていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...丸裸であおむけになっていたが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...ペタンとあおむけに寝た佐山の姿をとらえる...
三好十郎 「胎内」
...行きあたりバッタリに泊つた旅館の寢床の上にあおむけに寢て...
三好十郎 「肌の匂い」
...あおむけにねころんで...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...わたくしはあおむけに寝たまま眼をつむった...
山本周五郎 「やぶからし」
...」卑弥呼は反耶の力に従って静かに仰向(あおむけ)に返ると...
横光利一 「日輪」
...ひろげた藁の上にあおむけにひっくり返す...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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