例文・使い方一覧でみる「あおみ」の意味

...そして蒼味（あおみ）が加（くわ）わって来（く）る... そして蒼味が加わって来るの読み方
浅野和三郎「霊界通信　小桜姫物語」

...褐色（かばいろ）に薄く蒼味（あおみ）を潮（さ）して... 褐色に薄く蒼味を潮しての読み方
泉鏡花「唄立山心中一曲」

...縮緬（ちりめん）の扱帯（しごき）に蒼味（あおみ）のかかったは... 縮緬の扱帯に蒼味のかかったはの読み方
泉鏡花「女客」

...あおみ汁（野菜のこと）... あおみ汁の読み方
高見順「如何なる星の下に」

...お芳はみずみずした碧味（あおみ）がかった目を（みは）って... お芳はみずみずした碧味がかった目をっての読み方
徳田秋声「爛」

...ときどき渠（かれ）の姿を見て逃出す小魚どもの腹が白く光っては青水藻（あおみどろ）の影に消える... ときどき渠の姿を見て逃出す小魚どもの腹が白く光っては青水藻の影に消えるの読み方
中島敦「悟浄出世」

...蒼味（あおみ）の注（さ）した常の頬に... 蒼味の注した常の頬にの読み方
夏目漱石「行人」

...ことに霜に打たれて蒼味（あおみ）を失った杉の木立（こだち）の茶褐色（ちゃかっしょく）が... ことに霜に打たれて蒼味を失った杉の木立の茶褐色がの読み方
夏目漱石「こころ」

...苔でも置いたようなしっとりした青味（あおみ）の谷（たに）をつくって... 苔でも置いたようなしっとりした青味の谷をつくっての読み方
久生十蘭「姦（かしまし）」

...蒼味（あおみ）を帯びた薄明（うすあかり）が幾個（いくつ）ともなく汚点（しみ）のように地（じ）を這（は）って... 蒼味を帯びた薄明が幾個ともなく汚点のように地を這っての読み方
ガールシン二葉亭四迷訳「四日間」

...愛知県碧海（あおみ）郡鷲塚村にある寺の鐘楼に二... 愛知県碧海郡鷲塚村にある寺の鐘楼に二の読み方
武者金吉「地震なまず」

...羽の端には蒼味（あおみ）がある... 羽の端には蒼味があるの読み方
柳田國男「野草雑記・野鳥雑記」

...おもては青味（あおみ）をおびて... おもては青味をおびての読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...つぎにはやや青味（あおみ）をもった灯が... つぎにはやや青味をもった灯がの読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...碧海郡（あおみごおり）の宇頭（うがしら）... 碧海郡の宇頭の読み方
吉川英治「新書太閤記」

...寧子が手ずから一椀（わん）の汁に入れて良人の食膳に供する青味（あおみ）ともなり... 寧子が手ずから一椀の汁に入れて良人の食膳に供する青味ともなりの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...蒼味（あおみ）のある顔を枕につけ... 蒼味のある顔を枕につけの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...碧味（あおみ）をもった深淵になっていて... 碧味をもった深淵になっていての読み方
蘭郁二郎「地図にない島」

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