...一寸経ってあえぐような口調で...
梅崎春生 「日の果て」
...苦しみにあえぐ海底超人たちは...
海野十三 「海底大陸」
...あえぐようにエンジンの音が聞えてきます...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...牛や馬が苦しみあえぐのを見かねて...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...あえぐ胸の動悸(どうき)が静まるのを待ちながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかも彼のあえぐ胸をしめつける万力(まんりき)は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「貴方どうなさったの?」「私には貴女のお父さんのあえぐ声が聞こえるんです」彼は怒りをにじませながら答えた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...彼はあえぐことすらしないかもしれない...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「さよう――辰巳」と戸田老人があえぐように答えた...
本庄陸男 「石狩川」
...彼はたえず軽くあえぐような音を立てて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...彼は短かくあえぐような音とともに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...そして押しつけられたあえぐような声で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...俗人にすら及ばず低く卑しい生活にあえぐものとして...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大型のバスはあえぐようなエンジンのうなりをあげ...
山川方夫 「予感」
...碌々(ろくろく)とあえぐ...
吉川英治 「三国志」
...十里の山道をあえぐうち...
吉川英治 「三国志」
...悪政の下にあえぐ良民を救う!)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...求めがたい恋に苦しみあえぐより...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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