...あえぐようにエンジンの音が聞えてきます...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...牛や馬が苦しみあえぐのを見かねて...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...しゅっしゅっあえぐ汽車にのったり...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...死苦にあえぐ女の...
アンブローズ・ビアス Ambrose Bierce 妹尾韶夫訳 「マカーガー峽谷の秘密」
...あえぐようにいった...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...しかも彼のあえぐ胸をしめつける万力(まんりき)は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わが子の小鼻を動かしてあえぐ様を見ては聴診器も注射器も手につかず...
永井隆 「この子を残して」
...その中にあえぐのであった...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...私のデルフィーヌが貧苦にあえぐなんて! おー!私のフィフィーヌ! お前! 何てこった! 私の手袋は何処だ? さあ! 出掛けよう...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「さよう――辰巳」と戸田老人があえぐように答えた...
本庄陸男 「石狩川」
...彼はたえず軽くあえぐような音を立てて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...そして押しつけられたあえぐような声で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...あえぐようにいいました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...しかしだね……(あえぐ)その...
三好十郎 「冒した者」
...俗人にすら及ばず低く卑しい生活にあえぐものとして...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...塗炭(とたん)の苦しみにあえぐを見ては...
吉川英治 「三国志」
...必死にあえぐ忍剣(にんけん)と小文治(こぶんじ)のかげ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...泣きあえぐ背へこう云った...
吉川英治 「新書太閤記」
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