...その辺(へん)も同じように曖昧(あいまい)である...
芥川龍之介 「不思議な島」
...頗(すこぶ)る曖昧(あいまい)なる返答であるが...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...日頃あいまいの言ひ方ばかりしていらつしやる入道さまには似合はず...
太宰治 「右大臣実朝」
...妙に複雑なあいまいなものにして置いて...
太宰治 「惜別」
...をばさんはただ曖昧(あいまい)にうなづいただけで...
太宰治 「富嶽百景」
...曖昧(あいまい)な態度だったので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...畢竟(ひっきょう)時に関する従来の考えの曖昧(あいまい)さに胚胎(はいたい)しているのではないかと考えられる...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...それもきわめて曖昧(あいまい)で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...」私はあいまいな返事をした...
豊島与志雄 「帰京記」
...曖昧(あいまい)な...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...もう一度見て参りましょう」お銀様はそれを曖昧(あいまい)に済ますことができない性質(たち)です...
中里介山 「大菩薩峠」
...地球の形を高低平均するといっても意味が曖昧(あいまい)なので...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...打ち明けて下さらなかったんです」「こうならない前」という言葉は曖昧(あいまい)であった...
夏目漱石 「明暗」
...たぶんその後は聞いていないでしょう」ウォードの表情はあいまいで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...強い口唇に漂っている曖昧(あいまい)な微笑...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...仲間の者でもあいまいに考えられていますが...
吉川英治 「江戸三国志」
...「ウム……あの武蔵のことか」あいまいに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...晦渋(くわいじふ)曖昧(あいまい)な陰鬱さの正反対で...
吉野秀雄 「秋艸道人の書について」
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