...帰るというのなら、ちょうどいま、ランチが一せき、あいているんだ...
海野十三 「火薬船」
...丸い穴があいていて...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...あいてが逃げだすのを見ると...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...あいてが人間ででもあるように...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...そして、あいての顔を、まっ正面から指さしながら、「怪人二十面相! それとも、四十面相とよんだほうが、お気にめすのかい...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...きまって靴下に穴があいて...
竹久夢二 「少年・春」
...家の戸口があいてまたしまるのを聞いた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大口をあいて無遠慮に握飯(おむすび)を頬張ることもなり兼ねていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...眞中に穴まであいて居りますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...うかるヽ先(さ)きの有(あ)りやと見(み)れど品行方正(ひんかうはうせい)の受合人(うけあいて)多(をう)ければ事(こと)はいよいよ闇黒(くらやみ)になりぬ...
樋口一葉 「經つくゑ」
...大きな穴があいて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...魚のやうに口をあいて煙草の煙りを吐いてゐた...
牧野信一 「毒気」
...呆(あき)れたように対手(あいて)を見詰めたが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そおっと目をあいて...
宮沢賢治 「クねずみ」
...あいている方の手で...
三好十郎 「肌の匂い」
...惟光(これみつ)は典侍(ないしのすけ)の職が一つあいてある補充に娘を採用されたいと申し出た...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「都では我らを対手(あいて)にしてくれる者とてもあるまい...
室生犀星 「津の国人」
...張飛はくわっと口をあいて...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索