...今日(きょう)わざわざ連(つ)れてまいったような次第(しだい)……御身(おみ)とは生前(せいぜん)又(また)となく親(した)しい間柄(あいだがら)のように聞(き)き及(およ)んでいるから...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...かの六月の夜が過ぎてからほどもなく木部と葉子とは恋という言葉で見られねばならぬような間柄(あいだがら)になっていた...
有島武郎 「或る女」
...そこは骨肉のおんあいだがらゆえ御じょうあいもかくべつで...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...余と銀杏返しの間柄(あいだがら)にこんな切(せつ)ない思(おもい)はないとしても...
夏目漱石 「草枕」
...お兼さんは佐野とはだいぶ心やすい間柄(あいだがら)と見えて...
夏目漱石 「行人」
...少しは関係の深い間柄(あいだがら)なんだろうけれども...
夏目漱石 「行人」
...今ではたとい親密な間柄(あいだがら)でも手数のかかるような挨拶(あいさつ)はやらないようであります...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...「何のお稽古? トーダンス?」彼らはこんな楽屋落(がくやおち)の笑談(じょうだん)をいうほど親しい間柄(あいだがら)であった...
夏目漱石 「明暗」
...目下自分と津田との間柄(あいだがら)は...
夏目漱石 「明暗」
...第一に彼らは普通の兄妹として親しい間柄(あいだがら)であった...
夏目漱石 「明暗」
...私は意見の相違はいかに親しい間柄(あいだがら)でもどうする事もできないと思っていましたから...
夏目漱石 「私の個人主義」
...その塾生同士相互(あいたがい)の間柄(あいだがら)と云うものは至(いたっ)て仲の宜(よ)いもので...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...いつも二人を「言葉をかわすくらいの間柄(あいだがら)」にしていたのであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...金之助の父の助左衛門と千五郎とは極めて昵懇(じっこん)のあいだがらで...
山本周五郎 「落ち梅記」
...主従(しゅじゅう)のあいだがらで...
吉川英治 「黒田如水」
...叔父甥(おじおい)のあいだがら...
吉川英治 「三国志」
...その細川幽斎と妙心寺禅林とのあいだがらは...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...切っても切れない君と家人(けにん)のあいだがらにもなっていた...
吉川英治 「源頼朝」
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