...〆木(しめぎ)をかけた上にも〆木をかけて...
芥川龍之介 「芸術その他」
...「すっかり〆め上げると百八十円...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...この頃までは九〆(くじめ)といって晩の八時頃になると...
伊波普猷 「私の子供時分」
...※※(よろめ)く足を踏〆(ふみし)め踏〆め...
巌谷小波 「こがね丸」
...〆切のせまつてゐる小説を少しづつ書きつづけ...
太宰治 「當選の日」
...〆て五十五円! それでひとつ手を打って下さらんか」と熱心な頼みでしたが親父にしてみれば...
橘外男 「蒲団」
...十銭 並そば 二杯〆金 七十一銭也十月十四日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...――今日の買物二十二銭 ハガキ切手三十銭 経木帽七十六銭 外米二升二十三銭 押麦一升三十銭 バツトはぎ三十銭 理髪料四銭 入浴料六銭 豆腐一丁五銭 沢庵半本七十銭 電燈料〆金弐円九十六銭也差引残金四銭也七月九日曇...
種田山頭火 「松山日記」
...〆はキャンバウェル毒殺事件のこと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...大根〆も御幣も黒く煤け...
豊島与志雄 「神棚」
...机の向う側に坐っていた二人に「〆て」二人が...
直木三十五 「南国太平記」
...醤油で煮〆(にしめ)たような大年増ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女でも良いものばかりを誂(あつら)えられて納めようというお〆さんが...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...応挙の「蓬莱山図」と葉牡丹を根〆にした大きな苔松を背景にして...
久生十蘭 「魔都」
...ずっと〆切りになっていたが...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...辛(から)そうに煮〆(にし)めたこんにゃく...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...私の見方』は家元で買〆(かいし)めたという噂を聞いた...
柳宗悦 「四十年の回想」
...内弟子の中で一番上手だという者の鼓の音〆(ねじめ)はほかの誰のよりもまん丸くて...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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