...緒〆(おじめ)だと...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...東京のはうどんの煮〆めだ...
梅崎春生 「狂い凧」
...疑う所はありませんわ」私が〆治から聞き得た所は...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...〆切(しめきり)は二十五...
太宰治 「虚構の春」
...十銭 並そば 二杯〆金 七十一銭也十月十四日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...「佳味(うめ)えな」とおつぎがいつた時(とき)「〆粕(しめかす)で作(つく)つからよ」勘次(かんじ)はいつた...
長塚節 「土」
...「〆(しめ)ていくらになるかしら...
夏目漱石 「道草」
...お煮〆(にしめ)が倍もあるんだつてね」「馬鹿にしちやいけません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...煮〆(にしめ)たような手拭が一筋...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...〆(しめ)て一円四銭の払いなり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...煙草入れの根〆にも...
林芙美子 「旅人」
...煮〆たやうに汚れてゐた...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...〆二十四挺』というわけ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...純白の広東縮緬(カントン・クレエプ)の客間着に銀の帯を〆め憧憬(あこがれ)に満ちたあどけない眼を見開きながら...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...早く〆切ったが両方のタメだろう一年半前に於ける著者の予言的中記今より一年五ヶ月前...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...それから一週間許たった風の強い日に〆て十銭也とかき出しのついた大きい足袋が二足じいやの所にとどけて来た...
宮本百合子 「大きい足袋」
...それは〆切りのくり上げということになって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...〆(しめ)て千とか一万とかになった時には...
夢野久作 「近世快人伝」
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