...帯をきちんと〆(し)めている...
泉鏡花 「霰ふる」
...※※(よろめ)く足を踏〆(ふみし)め踏〆め...
巌谷小波 「こがね丸」
...〆治はひどくおじた様で...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...芸者〆治と一つ自動車で帰宅して...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...天文学者はじつとその〆高(しめだか)を見つめてゐたが...
薄田泣菫 「茶話」
...そのお茶漬といふのが今持つて來るとすぐ解りますが一寸した煮〆と煮豆といり豆腐と漬物と飯とで...
高濱虚子 「俳諧師」
...蒟蒻や燒豆腐の煮〆を食つて土瓶の酒を飮む...
高濱虚子 「俳諧師」
...金にして一兩二分と銀十匁也〆...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...松も〆飾りも出来ないで...
豊島与志雄 「神棚」
...ソノ上ニ元〆《もとじめ》ガ悪イト引責モ出来テ...
中里介山 「大菩薩峠」
...女でも良いものばかりを誂(あつら)えられて納めようというお〆さんが...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...こちらでは荷主と問屋が手を〆(し)める...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...入場者の〆切は四時半で...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...〆友未亡人、小でっぷりした赤ら顔の人だったが、終戦後も健在だろうか...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...辛(から)そうに煮〆(にし)めたこんにゃく...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「よし、〆(しめ)た...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...八日の〆切りという『科学知識』への「婦人と文化創造」というものをかきかけていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...緒〆は白金の平丸形で表が満月...
山本笑月 「明治世相百話」
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