...〆めたる錦(にしき)の帯との間に...
泉鏡花 「活人形」
...東京のはうどんの煮〆めだ...
梅崎春生 「狂い凧」
...丁度ここにおります蔦家(つたや)の〆治(しめじ)さんも一緒でございましたが...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...それを聞くと〆治は一寸笑顔を引込ませて...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...蒟蒻や燒豆腐の煮〆を食つて土瓶の酒を飮む...
高濱虚子 「俳諧師」
...〆切のせまつてゐる小説を少しづつ書きつづけ...
太宰治 「當選の日」
...すなわち〆めることも勘定することも出来ないような...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...砂町(すなまち)では○元〆川○境川おんぼう堀...
永井荷風 「葛飾土産」
...雑誌明星第一号原稾〆切の日迫り来りし故...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...そこで一台に四頁を組みつけてそうして機械漉(す)きの美濃半紙を一〆(ひとしめ)ずつ買って来てはそれにかけて甲源一刀流の巻の最初からやり出したものでとにかくあれが二三百頁あってそれを文選...
中里介山 「生前身後の事」
...〆(しめ)た部屋は昼も雨戸(あまど)をあけず...
夏目漱石 「草枕」
...お煮〆(にしめ)が倍もあるんだってね」「馬鹿にしちゃいけません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お煮〆(にしめ)が倍もあるんだつてね」「馬鹿にしちやいけません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...〆めて盃が八ツでなければならないのに...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...つくりかけの〆飾を眺めて泣いている...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...浪曲界の奇才と謳われた先代浪華軒〆友の未亡人で...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...辛(から)そうに煮〆(にし)めたこんにゃく...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ちやうどオール讀物の二百號記念號に約束した原稿のギリ/\〆切日が...
吉川英治 「折々の記」
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