「龕」の意味
仏像を納める厨子
小説での「龕」の使い方
...しかし僕の目を惹いたのは何よりも両側の龕(がん)の中にある大理石の半身像です...
芥川龍之介 「河童」
...わが龕は戸口の向ひにて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...神龕の両側に厚重な鉢があり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...壁龕は土や石で満たされた...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...高い高い穹窿(アーチ)形の格天井(ごうてんじょう)……そこに吊された何千年来のものともわからぬ古風な龕灯(がんどう)や...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...天鵞絨(ビロード)で掩(おお)われた壁龕(へきがん)がところどころに設けられて...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...浪子をば今は世になき妻を思うらんようにその心の龕(がん)に祭りて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...この龕灯の先を見ろ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「あッ」龕灯を取り落すと同時に飛込んだ平次...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...横に置いた泥棒龕灯(がんどう)の灯(あかり)は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いきなり袂龕灯(たもとがんどう)で照しつける...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...錠と云ふものが自分と龕との間をしつかり仕切つてあることが...
平出修 「夜烏」
...亡き魄の龕と思へる書斎さへ田舎の客の取り散らすかな寛先生の葬儀当時の有様は雑誌「冬柏」を見れば窺はれるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...葬龕の周囲には彼女の家族の人たちが立っていた...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...池の中洲に海底石の龕塔(がんたふ)が葉を落した枝垂桜(しだれざくら)を挿んで立つてゐる...
室生犀星 「名園の落水」
...わたしは龕塔(がんたふ)の方へ向けたからだを落水の方へゐなほした...
室生犀星 「名園の落水」
...頭の上からパッとさしてきた龕燈(がんどう)のひかり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...二つの吊燈明(つりとうみょう)と龕(がん)の内へ燈(ひ)を入れに行ったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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