例文・使い方一覧でみる「黄ばみ」の意味
スポンサーリンク...紫色の丸顔はすでに変じてどんよりと黄ばみ... 
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...やがて森の梢がそろ／＼黄ばみ始めた時分である...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...落葉木（らくようぼく）は皆裸（はだか）で松の緑（みどり）は黄ばみ杉の緑は鳶色（とびいろ）に焦（こ）げて居ようとも...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...青々とした其葉が黄ばみ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...黄ばみがかって色が褪（あ）せてしかも強い煙草（たばこ）のにおいがする二枚の新聞紙を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...紅蜀葵の葉の黄ばみたるさま花よりも却て趣あり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...暗緑の間にちらほら黄ばみを帯びた紅葉の色が見え初め...
永井壮吉 「冬日の窓」
...はや水霜に黄ばみ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...いま日中を通行する黝鐵の凄く油ぎつた巨重の逞ましい機械をみよこの兇逞な機械の踏み行くところどこでも風景は褪色し空氣は黄ばみ意志は重たく壓倒される...
萩原朔太郎 「青猫」
...その二つの寺は並びあっていて、一方は荒れはてた木造、一方は石造で、壁は黄ばみ、全体に汚点（しみ）と亀裂だらけになっている...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...ベッドの縁や壜（びん）などはだんだん黄ばみかけて来ているのに...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...私達の目の前にもう半ば黄ばみかけた姿を見せ出した...
堀辰雄 「菜穂子」
...もう葉の黄ばみだした柿の木の間から...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...若葉して水白く麦黄ばみたり柳散り清水涸れ石ところ／″＼春雨や人住みて煙（けむり）壁（かべ）を漏るの如く五二または五三と切れたるもあり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...黄ばみそめた銀杏の樹陰に隱れ見えしながら...
水野仙子 「道」
......
三好達治 「短歌集 日まはり」
...腋（わき）の下早や黄ばみたるを着たる人も...
森鴎外 「みちの記」
...竹さへも秋に黄ばみぬ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
便利！手書き漢字入力検索
- モデルの南沙良さん: ゆりやんレトリィバァ監督デビュー作で主演を務める 🎬
- ラジオパーソナリティの新野新さん: 放送作家・タレントとして活躍、老衰のため永眠 、90歳🙏
- やり投げ選手の北口榛花さん: パリ五輪覇者がイベントで陸上への熱意語る 🏅