...麦門冬を煮て飲むと咳やのどの痛みが和らぐ...
...麦門冬は漢方薬の生薬の一つである...
...麦門冬は乾燥した根茎を使う...
...麦門冬の味は苦くて甘い...
...夏バテには麦門冬湯が効果的だ...
...そのヤマスゲはすなわち漢名麦門冬のヤマスゲを指したものである...
牧野富太郎 「植物記」
...すなわちこの麦門冬をヤマスゲと称することは古く深江輔仁(ふかえのすけひと)の『本草和名(ほんぞうわみょう)』ならびに僧昌住(しょうじゅう)の『新撰字鏡(しんせんじきょう)』にそう出ており...
牧野富太郎 「植物記」
...かくこの麦門冬をヤマスゲといったのは極めて古い昔の名であるが...
牧野富太郎 「植物記」
...ゆえに何れの書物を見てもこの麦門冬の実を染料に利用することは当然一向に書いてないが...
牧野富太郎 「植物記」
...すなわちこの麦門冬の実は子女が玩ぶものゆえ...
牧野富太郎 「植物記」
...ここに妹というのは何にも麦門冬の実をお手玉にして遊ぶほどの幼女ではあるまい...
牧野富太郎 「植物記」
...麦門冬には決して大小の二種あるものではないという事実である...
牧野富太郎 「植物記」
...小葉麦門冬とか大葉麦門冬とかそんな漢名は一切これ無く...
牧野富太郎 「植物記」
...万葉学者はこの歌の菅を山菅としそれが麦門冬であるとしていれど...
牧野富太郎 「植物記」
...万葉学者は麦門冬の事と為していれどもこれも Carex のスゲでよいと思う...
牧野富太郎 「植物記」
...もしこれを例の麦門冬としたら全く実地とは合致しない...
牧野富太郎 「植物記」
...何とならば麦門冬は決して高い山には生えていないからである...
牧野富太郎 「植物記」
...『万葉集古義(こぎ)』の「品物図」にある様にこれを麦門冬とするのは不都合千万である...
牧野富太郎 「植物記」
...万葉歌にある山菅を一概に麦門冬一天張りで押し通そうとするとそこここに矛盾があって解釈に無理を生ずる事を...
牧野富太郎 「植物記」
...『万葉集略解』でもまた『万葉集古義』でも共にここの菅(スガ)の実(ミ)を麦門冬(ヤマスゲ)...
牧野富太郎 「植物記」
...なお従来の歌学者が麦門冬の古名なるヤマスゲを拉し来って歌に在るヤマスゲ(山菅)をこの麦門冬の事とするのは不徹底な考えで...
牧野富太郎 「植物記」
...先(ま)ずばたりと麦門冬(りゅうのひげ)の植えてある雨垂落の上に落ちた...
森鴎外 「雁」
...そのうち蛇の下半身が麦門冬の上に落ちたので小僧は徳利も帳面も棄てて置いて...
森鴎外 「雁」
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