例文・使い方一覧でみる「麗しい」の意味

...美を友として世を送った人のみが麗しい往生をすることができる... 美を友として世を送った人のみが麗しい往生をすることができるの読み方
岡倉覚三村岡博訳「茶の本」

...それは十五、六の麗しい女で、その後には一人の婢がつきそっていた...
蒲松齢田中貢太郎訳「五通」

...「麗しい... 「麗しいの読み方
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳「蒼炎石」

...第一編　ワーテルロー一　ニヴェルから来る道にあるもの一八六一年五月のある麗しい朝...
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...季節の調和は全体を一団の麗しいものに仕上げていた... 季節の調和は全体を一団の麗しいものに仕上げていたの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...それらの、親しい、悲しい、勇敢な、麗しい、あるいは悲壮な者らは、皆夢であったのか？　彼らは実際存在していたのか？　暴動はすべてを硝煙のうちに巻き込んでしまっていた...
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...まさにきたらんとする麗しい時間を更に麗しくするように思われた...
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...併しどうかして御機嫌の麗しいときには頼みもしないのに「あたいが馬になつてやらう」なんといふこともあつたが...
中勘助「銀の匙」

...海を埋（う）めて粗野な街をひろげてゆく健康な三角洲をけなげな犯罪が花畑のやうに美しいほとりを堀割の麗しい濁流に沿ひて鮮な溺死体を迎へ涼しい肥料船へあひさつをかはしゆくてには水沫をあげる浚渫船の耀ける筋肉また... 海を埋めて粗野な街をひろげてゆく健康な三角洲をけなげな犯罪が花畑のやうに美しいほとりを堀割の麗しい濁流に沿ひて鮮な溺死体を迎へ涼しい肥料船へあひさつをかはしゆくてには水沫をあげる浚渫船の耀ける筋肉またの読み方
仲村渠「無機物地帯」

...わたしは一枚の彩色麗しい姿絵を手にした... わたしは一枚の彩色麗しい姿絵を手にしたの読み方
長谷川時雨「一世お鯉」

...よく晴れた麗しい日和で... よく晴れた麗しい日和での読み方
原民喜「永遠のみどり」

...いつか申し上げた筈のその麗しい夜の景色のことは... いつか申し上げた筈のその麗しい夜の景色のことはの読み方
牧野信一「青白き公園」

...まあ彼（あ）の麗しい霞のたな引いたニール河の彼方を見て御覧！私達が今見渡すこの広い河の向ふまでを... まあ彼の麗しい霞のたな引いたニール河の彼方を見て御覧！私達が今見渡すこの広い河の向ふまでをの読み方
牧野信一「青白き公園」

...私のこの麗しい声... 私のこの麗しい声の読み方
牧野信一「嘆きの孔雀」

...地を這う小虫も麗しい五月の地苔（こけ）も皆... 地を這う小虫も麗しい五月の地苔も皆の読み方
宮本百合子「五月の空」

...只ホリシス神の御機嫌のみは益（ますます）麗しいと見えまして... 只ホリシス神の御機嫌のみは益麗しいと見えましての読み方
夢野久作「鼻の表現」

...かねて健康を案じて居た松江さんの元気相な麗しい顔を見て... かねて健康を案じて居た松江さんの元気相な麗しい顔を見ての読み方
與謝野寛・與謝野晶子「満蒙遊記」

...思うともなくい鴻芙蓉（こうふよう）の麗しい眉や眼などを... 思うともなくい鴻芙蓉の麗しい眉や眼などをの読み方
吉川英治「三国志」

「麗しい」の読みかた

「麗しい」の書き方・書き順

いろんなフォントで「麗しい」