...雑鬧(ざっとう)する町々を人力車で行ったら...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...杉の大木の下に床几(しょうぎ)を積み上げたるに落葉やゝ積りて鳥の糞の白き下には小笹(おざさ)生い茂りて土すべりがちなるなど雑鬧(ざっとう)の中に幽趣なるはこの公園の特徴なるべし...
寺田寅彦 「半日ある記」
...仲見世(なかみせ)の雑鬧(ざっとう)は云わずもあるべし...
寺田寅彦 「半日ある記」
...あふげば農作物の虫害が除かれ病人は平癒するといふのでこれを受ける者が雑鬧(ざつたう)する...
中勘助 「府中のけやき」
...雑鬧(ざっとう)の中で立止って思索する男のように...
中島敦 「狼疾記」
...往来は相変らず雑鬧して...
萩原朔太郎 「猫町」
...銀座の死刑台の事並に政府震撼するの事四時喧鬧の絶えることない繁劇なる大都会も...
久生十蘭 「魔都」
...さりとて繁華熱鬧必ずしも文学的の分子を含まざるに非ず...
正岡子規 「俳諧大要」
...若い連中の雑鬧(ざっとう)に眺め入っている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...吾々は皆雑鬧(ざっとう)の中へと入った...
柳宗悦 「全羅紀行」
...こう雑鬧(ざっとう)な人出では...
吉川英治 「江戸三国志」
...雑鬧(ざっとう)の浪を横に抜けて...
吉川英治 「江戸三国志」
...あられ降る飢餓(きが)の町のさまよいを――あの堺の抜け裏の雑鬧(ざっとう)を...
吉川英治 「大岡越前」
...――あの雑鬧(ざっとう)のうちで...
吉川英治 「私本太平記」
...そこに見られる掛小屋だの露店(ほしみせ)の数は社寺の賽日(さいにち)を思わせるほど雑鬧(ざっとう)している...
吉川英治 「新書太閤記」
...ロンドン市民がダービーに熱するみたいな他愛なさと国際色に雑鬧する...
吉川英治 「天皇と競馬」
...日本橋の雑鬧(ざっとう)を見ても...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...ここの宿場もなかなかの雑鬧(ざっとう)...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
