...ある疑問を髣髴(ほうふつ)した...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...我我の祖先は「神」と言ふ言葉に衣冠束帯の人物を髣髴(はうふつ)してゐた...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...二葉亭の提調生活は当時私に送った次の手紙に髣髴(ほうふつ)としておる...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...髣髴(ほのか)に出で入りてすなはち失せぬ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...髣髴(ほうふつ)と迫(せま)ってくるものは...
田中英光 「オリンポスの果実」
...渠(かれ)はその微(かす)かな琴の音(ね)の髣髴(ほうふつ)をだに得たいと思ってよくこの八幡の高台に登った...
田山花袋 「蒲団」
...『*容顏さながら凄きまで不死の神女に髣髴の斯る女性の故に因り宣べなり猛きトロイアと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...しか陳ずれば神速のアレース神に髣髴のメーリオネース...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...髣髴(ほうふつ)墓中の人の出(い)で来たりてわれと良人(おっと)を争い...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...ふしぎとその人柄が髣髴としてきて...
豊島与志雄 「話の屑籠」
...髣髴(ほうふつ)に接触することができる...
中里介山 「大菩薩峠」
...汁粉(しるこ)であるか煮小豆(ゆであずき)であるか眼前(がんぜん)に髣髴(ほうふつ)する材料もないのに...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...惜しいかな現代の青年はこれを髣髴することが出来ん...
夏目漱石 「野分」
...殆んど眼にもとまらないような特色が残りなく自分の眼前(がんぜん)に髣髴(ほうふつ)として浮かび上(あが)るまでは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ピラミツドを造営するエヂプト人の有様などが髣髴された...
牧野信一 「鬼の門」
...いつも一番先に余の眼底に髣髴とするのは『風流線』である...
牧野信一 「余話」
...キリギリスのやうな笛を吹きながらころりと野たれ死でもしてしまひさうな光景が髣髴としたり...
牧野信一 「裸虫抄」
...俳句はそのやうに平明でそして何処かに柔らかい厳格さをも髣髴させてゐるのである...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
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