...駿河台へ行く一雪の日取まで知っているんだ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...博士は駿河台(するがだい)の某病院長である...
伊藤左千夫 「去年」
...駿河台の暗(くら)ぼったい旗本屋敷の長屋から移転したので...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...駿河台に病院の多いのを思い出したのだった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...神田駿河台(するがだい)の清国留学生会館に用事があって出かけて行くと...
太宰治 「惜別」
...下谷の方は神田明神から駿河台へ飛火し...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...駿河台(するがだい)の病院の方へようやく掛け合ってくれた...
徳田秋声 「足迹」
...途次駿河台に松莚子を訪ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...駿河台(するがだい)の方でびょうびょうと犬が吠える...
中里介山 「大菩薩峠」
...駿河台(するがだい)の本宅を売払ってここへ引移ったのである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...一夜のうちに御他界になったのを駿河台上屋敷の者の毒害と言い掛りをつけ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十八参謀本部駿河台分室第一案 看護婦大谷しな殺人事件ノ攻撃ブエノスアイレス丸ハ昭和十八年十一月廿七日米空軍ノ不法爆撃ニヨリ沈没...
久生十蘭 「ノア」
...この山本大膳は江戸駿河台鈴木町に住んでおって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...錦橋は江戸駿河台の家に歿して向島嶺松寺に葬られた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...駿河台に住んで塾を開いたのは二十四歳の時である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その一方は駿河台(するがだい)へ延びて神田(かんだ)を焼きさ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...倒れかかっている駿河台の喬木(きょうぼく)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...駿河台へ行ってみようか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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