...この薬は馬酔木から作られる...
...馬酔木の実はとても毒があるので、食べてはいけない...
...あの公園にはたくさん馬酔木の木が植えてある...
...馬酔木の花が咲く季節は、とても美しい...
...馬酔木の葉っぱを触るとかぶれることがあるので、注意が必要だ...
...馬酔木は折節の独り言かも知れぬ...
薄田泣菫 「森の声」
...埃をつきぬける・石地蔵尊へもパラソルさしかけてあるのぼりくだりの道の草枯れ明るくて一間きり(苦味生居)・柵をくゞつて枯野へ出た子供になつて馬酔木も摘みます夕闇のうごめくは戻る馬だつた八十八才の日向のからだである(苦味生さん祖母)さびしいほどのしづかな一夜だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...馬酔木さんが酒好きの私の心持を察して飲まして下さつたこと...
種田山頭火 「行乞記」
...馬酔木さんは馬酔木さんのやうに...
種田山頭火 「行乞記」
...馬酔木さんを訪ねてポートワインをよばれる...
種田山頭火 「行乞記」
...朝霧晴るゝお山おりる人のぼる人・ゆつくりのぼる馬酔木まつしろつかれてうづくまるところしやがさきみだれ・ぬれていたどりのさてもさびしくなつかしく・すゝめられてこれやこのあんころ餅を一つ・切株に腰かけて遠い遠い昔・杉山しんしんしよんべんしよう・霧...
種田山頭火 「旅日記」
...そしてそこで折つて来た馬酔木の強い香(にほひ)のする花が...
田山録弥 「路傍の小草」
...馬酔木の花はそんなに早くは咲かないといふのだ...
土田杏村 「あしびの花」
...けれども三笠山の馬酔木を見た時...
土田杏村 「あしびの花」
...それは三笠山の馬酔木を知らぬからである...
土田杏村 「あしびの花」
...馬酔木としてこそ実感そのままの描写である...
土田杏村 「あしびの花」
...一九〇三(明治三十六)年 六月、「馬酔木」創刊...
長塚節 「長塚節句集」
...「早春の歌」を「馬酔木」に発表...
長塚節 「長塚節句集」
...馬酔木(あしび)の花ざかりを見ようとおもつて...
堀辰雄 「辛夷の花」
...「なんだか、ここの馬酔木と、浄瑠璃寺にあったのとは、すこしちがうんじゃない? ここのは、こんなに真っ白だけれど、あそこのはもっと房が大きくて、うっすらと紅味を帯びていたわ...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...躑躅(つつじ)と同科のアセミまたアセボを『万葉集』に馬酔木(あせみ)と書き...
南方熊楠 「十二支考」
...百姓が高価(たか)い事を云って困っているのだが……」「亜弗利加(アフリカ)には馬酔木の大平原があるそうです」「……ふ――む……君のお話の通りだと...
夢野久作 「暗黒公使」
...では矢張り馬酔木であったのだ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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