...この薬は馬酔木から作られる...
...馬酔木の実はとても毒があるので、食べてはいけない...
...あの公園にはたくさん馬酔木の木が植えてある...
...馬酔木の花が咲く季節は、とても美しい...
...馬酔木の葉っぱを触るとかぶれることがあるので、注意が必要だ...
...「馬酔木(あしび)」時代には...
石原純 「左千夫先生への追憶」
...・痛む足なれば陽にあてる・人のなつかしくて餅のやけるにほひして・よう寝られた朝の葉ぼたん雪もよひ雪とならなかつたビルデイング・何か捨てゝいつた人の寒い影・そうてまがる建物つめたし・子のために画いてゐるのは鬼らしい(馬酔木さんに)・警察署の雪はまだ残つてゐる・あんなに泣く子の父はゐないのだ一月十六日曇...
種田山頭火 「行乞記」
...行けるところまで歩くつもりで、水窪(ミサクボ)川(天龍の支流の一つ)にそうて行く、河鹿がしきりに鳴く、右側の山には山吹、馬酔木、もちつゝじの花が或は黄ろく、或は白く赤く咲きつゞいてゐる、行き逢う山をとめもきよらかである、――今日の道この道はよいなあと思ひ思ひつゝ歩いて行く...
種田山頭火 「旅日記」
...そしてさっそく『三八九』を出すことになった、当面の問題は日々の米塩だったから(ここでもまた、井師、緑平老、元寛、馬酔木、寥平の諸兄に対して感謝の念を新らしくする)...
種田山頭火 「『鉢の子』から『其中庵』まで」
...そしてそこで折つて来た馬酔木の強い香(にほひ)のする花が...
田山録弥 「路傍の小草」
...この花叢を馬酔木だとは信じまい...
土田杏村 「あしびの花」
...馬酔木(あしび)の古木は春日社の一の鳥居から博物館あたりへかけての広つぱに見られる...
土田杏村 「あしびの花」
...とてもそれへは普通の馬酔木を見ての感じを当てはめることが出来ない...
土田杏村 「あしびの花」
...ここの馬酔木だけは全く奈良の見ものである...
土田杏村 「あしびの花」
...それは三笠山の馬酔木を知らぬからである...
土田杏村 「あしびの花」
...馬酔木としてこそ実感そのままの描写である...
土田杏村 「あしびの花」
...一一月「西遊歌」を「馬酔木」に発表...
長塚節 「長塚節句集」
...春は馬酔木林と辛夷の美しい樹林...
橋本多佳子 「椎の実」
...馬酔木(あしび)の花ざかりを見ようとおもつて...
堀辰雄 「辛夷の花」
...傍らに花さいている馬酔木(あしび)よりも低いくらいの門...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...大来皇女(おおくのひめみこ)の挽歌(ばんか)にある「石(いそ)のうへに生(お)ふる馬酔木(あしび)を手折らめど……」の馬酔木はこれでなくてはとおもった...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...俗に馬酔木(あしび)とかアセモとかいう灌木の葉から精製したもので...
夢野久作 「暗黒公使」
...馬酔木(あせび)である...
吉川英治 「随筆 新平家」
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