...この薬は馬酔木から作られる...
...馬酔木の実はとても毒があるので、食べてはいけない...
...あの公園にはたくさん馬酔木の木が植えてある...
...馬酔木の花が咲く季節は、とても美しい...
...馬酔木の葉っぱを触るとかぶれることがあるので、注意が必要だ...
...「馬酔木(あしび)」がはじめて発刊せられたのは明治三十六年のことであった...
石原純 「左千夫先生への追憶」
...明治三十八年十二月六日夜十二時記(しるす)〔『馬酔木』明治三十九年一月一日〕...
伊藤左千夫 「絶対的人格」
...馬酔木は折節の独り言かも知れぬ...
薄田泣菫 「森の声」
...例のスタイルで元寛さんがやつてきた(馬酔木さんはおくれて逢へなかつたので残念)...
種田山頭火 「行乞記」
...馬酔木さんは馬酔木さんのやうに...
種田山頭火 「行乞記」
...午後はこの部屋で、三八九会第一回の句会を開催した、最初の努力でもあり娯楽でもあつた、来会者は予想通り、稀也、馬酔木、元寛の三君に過ぎなかつたけれど、水入らずの愉快な集まりだつた、句会をすましてから、汽車辨当を買つて来て晩餐会をやつた、うまかつた、私たちにふさはしい会合だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...馬酔木さんを訪ねてポートワインをよばれる...
種田山頭火 「行乞記」
...馬酔木さんには何としてもいひだせなかつた...
種田山頭火 「行乞記」
...行けるところまで歩くつもりで、水窪(ミサクボ)川(天龍の支流の一つ)にそうて行く、河鹿がしきりに鳴く、右側の山には山吹、馬酔木、もちつゝじの花が或は黄ろく、或は白く赤く咲きつゞいてゐる、行き逢う山をとめもきよらかである、――今日の道この道はよいなあと思ひ思ひつゝ歩いて行く...
種田山頭火 「旅日記」
...馬酔木居いつぽんかたすみのみつまたのはな川風さむみおちつかないてふてふ水車はまはる泣くやうな声だして日田水じゆうわうに柳は芽ぶく山ざくら人がのぼつて折つてゐる藪の椿の赤くもあるかみちがわかれるさくらさく猿田彦花ぐもりいういうとして一機また一機三月廿五日 曇――晴...
種田山頭火 「道中記」
...馬酔木としてこそ実感そのままの描写である...
土田杏村 「あしびの花」
...一一月「西遊歌」を「馬酔木」に発表...
長塚節 「長塚節句集」
...丁度いまをさかりと咲いていた一本の馬酔木をふと見いだしたときだった...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...こんなところに馬酔木が咲いている...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...この春も春日野(かすがの)の馬酔木(あしび)の花ざかりをみて美しいものだとおもったが...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...馬酔木(あしび)をベリベリ柴と呼び...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...俗に馬酔木(あしび)とかアセモとかいう灌木の葉から精製したもので...
夢野久作 「暗黒公使」
...一面に馬酔木(あしび)の花のような小粒な花の袋をつけていた...
横光利一 「旅愁」
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