...首陽山に薇(び)を採るは伯夷(はくい)・叔斉(しゅくせい)が生活を保たんがためなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...首陽山の蕨は大むかしの話である...
永井壮吉 「冬日の窓」
...またかの伯夷(はくい)叔斉(しゅくせい)は、天下が周の世となるや、首陽山に隠れ、蕨(わらび)を採って食った...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...又た彼の伯夷叔齊は、天下が周の世と成るや、首陽山に隱れ、蕨を採つて食つた...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...ついには我が心に叶(かな)わぬ周(しゅう)の粟(あわ)を食わずとて首陽山(しゅようざん)に隠(かく)れ...
新渡戸稲造 「自警録」
...恐らく首陽山に隠れないで...
新渡戸稲造 「真の愛国心」
...「此処(ここ)は言わば首陽山(しゅようざん)で御座るぞ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...頴川(えいせん)の水に耳を洗ひ首陽山にワラビをとつた...
平山千代子 「「みの」の死」
...静岡は恰(あたか)も明治初年の首陽山(しゅようざん)であったのは凄まじい...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...叔斉殿が首陽山に蕨(わらび)の乏しいのを感じたか...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...首陽山(しゆやうざん)に隱(かく)れ...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...遂(つひ)に首陽山(しゆやうざん)に餓死(がし)せり...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...首陽山なり...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...而るに伯夷・叔齊は、之を恥ぢ、義として周の祿を食はず、首陽山に隱れ、薇を採りて之を食ふ...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...遂に首陽山に餓死せりと...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...隱レ於二首陽山一...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...ハッハッハッ」と笑っているところは恰(まる)で飢饉の実話以上……ここいらは首陽山に蕨(わらび)を採った聖人の兄弟以上に買ってやらなければならぬと思う...
夢野久作 「近世快人伝」
...首陽山にかくれて...
吉川英治 「三国志」
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