例文・使い方一覧でみる「食い入る」の意味
スポンサーリンク...食い入るような視線を室内へ送った... 
芥川龍之介 「影」
...食い入るように相手をにらみつけた...
江戸川乱歩 「影男」
...食い入るように見つめているもののようである...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...これは芸術と科学の愛がいかに人の心の奥底に深く食い入る性質のものであるかを示すかもしれない...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...食い入るようにながめつめ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...」二人は互に食い入るように眼と眼を見合った...
豊島与志雄 「二つの途」
...その骨髄に食い入る憎悪心が燃え立ちます...
中里介山 「大菩薩峠」
...まるで食い入るような眼つきで自分の前を通り過ぎる客車を一台一台見つめた...
堀辰雄 「菜穂子」
...彼が食い入るような眼つきで一台一台見送っていたそれらの客車と共に...
堀辰雄 「菜穂子」
...食い入るように見ていたからだ...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...参加者たちは食い入るように聞き入った...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...漏れた噂や醜聞はどれも首都テネドスの人々が食い入るように聞いた...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...食い入るようにみつめながら...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...食い入るような目で...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...女中は湯帷子（ゆかた）に襷（たすき）を肉に食い入るように掛けて...
森鴎外 「あそび」
...されど鏃（やじり）や石弩のつぶてが表面には僅かな傷を与えしのみにて肉深く食い入るときは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――私には物に食い入るかなりに鋭い眼がある...
和辻哲郎 「生きること作ること」
...下に食い入る事に没頭していたからである...
和辻哲郎 「樹の根」
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