...血も肉も食いつくされるからだである...
芥川龍之介 「偸盗」
...餌を食いつくすと...
豊島与志雄 「楊先生」
...自分の心身を自ら食いつくす方が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かぼちゃを食いつくしてから...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...食うと云うよりむしろ食いつくんだね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...三人で四本の鰹をまたたく間に食いつくしてしまった...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...とにかく釣りあげられるまではエサに食いつくからだ...
火野葦平 「ゲテ魚好き」
...「食いつくぞ」弱い引きの感覚を喜んでいた老人は...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...すべてを ab ovo(始めから)に始めるために過去を食いつくしてしまわなければならない...
三木清 「語られざる哲学」
...「とてもいい香水だ……何を拭いてるのさ?」食いつくようにドミトリーを見つめていたグラフィーラの眼が...
宮本百合子 「「インガ」」
...彼はさっそく食いつく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...全身をあげて食いつくことができない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...オルガは彼の肩口へ食いつくと...
横光利一 「上海」
...靴の裏に歯をあてて食いつくように釘をぎゅうぎゅう抜いていた...
横光利一 「上海」
...……食いつく犬には...
吉川英治 「私本太平記」
...わたしに食いつくかもしれません...
吉川英治 「新・水滸伝」
...飲みつくし食いつくし...
吉川英治 「平の将門」
...食いつくのか」「口惜しいっ……...
吉川英治 「無宿人国記」
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