...早速風変りな訪問客の話をし始めた...
芥川龍之介 「山鴫」
...この頃から彼はどこか風変りな性質をもっていたと見え...
石原純 「トーマス・エディソン」
...この庭園の中央に建つ風変りな建築物について述べることを忘れていた...
海野十三 「深夜の市長」
...この風変りな箏曲家がそろそろ爪調べにかかると...
薄田泣菫 「茶話」
...いちばん風変りな買物をするため...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...と大威張りで吹聴(ふいちょう)して歩いている風変りの学生さえあったほどで...
太宰治 「惜別」
...医師の住んでいるその一劃ほど風変りな一劃は...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...こういう風変りな本を出版することにしたのである...
戸坂潤 「読書法」
...事務所の様子も風変りだし...
豊島与志雄 「秦の出発」
...「風変りな人間でね...
林芙美子 「浮雲」
...この今日において断食芸人に対する注目を集めようという風変りな趣向にも...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...濡れものを乾すために薪箱の薪をあるだけ使って煖炉の火を焚しつけた……灰銀色の風変りなかたちをした軽金属の容器が薪箱の中にあったのなら...
久生十蘭 「肌色の月」
...それにしても余程風変りな恋の初峯入り...
二葉亭四迷 「浮雲」
...そのような風変りな歓迎の作法に予がただちに調子を合わすことのできないでいるのを認めて...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...かれはどんな風変りなことをも...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...この風変りな男が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...テーマはいくらか風変りで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お登和が台所を預かると色々風変りな勝手道具も要(い)るからその方はお登和の嫁入支度(よめいりじたく)として僕が買調(かいととの)えておこう」大原「ありがたい...
村井弦斎 「食道楽」
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