...オーケストラの、風変りなことは、サンフランシスコで聞いた支那楽以上であるが、あの耳をつんざくような喇叭(ラッパ)の音がしないことは気持がよい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...気が気じゃなかった」「あの風変りな新聞広告が...
海野十三 「西湖の屍人」
...そして風変りの潜水服を着ている人間といった方が...
海野十三 「地球要塞」
...最後に少し風変りなのを一つ丈け申上げてよすことに致しましょう...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...その男はひどく風変りな仮装をしているので...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...風変りの興をお覚えになるらしく...
太宰治 「右大臣実朝」
...ちょっと風変りなのを拾い出してみようか...
豊島与志雄 「文学以前」
...上に塔の五つ並んでいる風変りの戸棚の中に...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...風変りの苦労人であり...
中里介山 「大菩薩峠」
...第三信はすこぶる風変りの光彩を放っている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...第二回 風変りな恋の初峯入(はつみねいり)上高い男と仮に名乗らせた男は...
二葉亭四迷 「浮雲」
...その筆蹟は予の知人の風変りな文字とは甚しく違っているので...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...その風変りな家に見とれている私たちの姿を目ざとく認めると...
堀辰雄 「旅の絵」
...かれはどんな風変りなことをも...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...……またこう考えることも稀(まれ)ではなかった――どうして僕は一体こんなに風変りで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...うちの中だけのことを云えばどんな風変りも通用するのだもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...第四十九 こじゃきねりと申すと妙な名ですがこれは秋田辺の名物で風変りなお鮨です...
村井弦斎 「食道楽」
...相当風変りな・親しみにくい・男と思わせている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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