...犬は風俗壊乱の性あり...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...忽ち風俗壊乱罪に問われ...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...□先月号は風俗壊乱と云ふ名の下に発売を禁止されました...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年七月号)」
...そのくせ風俗壊乱に問われた事が一度や二度でなかったが...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...四囲の事情もまた風俗壊乱に問われがちな小説を作るを許さなくなったらしく...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...それが何か特別に風俗壊乱であるかのような錯覚を...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...之を特別重大な風俗壊乱現象だと宣伝するわけだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...風俗壊乱による発売禁止も...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...風俗壊乱を何とも思わない耽美主義者であり...
中井正一 「美学入門」
...意外なること、あの台本は全く何処にもイデオロギーもなし、風俗壊乱もなし、むしろ道徳的で、さし止めなど、とんでもない事だ、小林・飛島は、僕らもちっとも悪いとは思はないけれど、さういふ次第故、「大番頭小番頭」でもやって呉れませんか、と言ふのだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...これを公にすると直ぐに風俗壊乱などとやられる...
南方熊楠 「十二支考」
...モー一層社会が進歩したら恋愛を説く者尽(ことごと)く風俗壊乱(かいらん)と認めて発行を停止するに至るだろう...
村井弦斎 「食道楽」
...いつでも「木村先生一派の風俗壊乱」という詞が使ってある...
森鴎外 「あそび」
...風俗壊乱というような字があったね...
森鴎外 「あそび」
...風俗壊乱とか云う名目(みょうもく)の下(もと)に...
森鴎外 「かのように」
...どうもあれは風俗壊乱になる事をして...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...風俗壊乱おかまいなしである...
柳田国男 「故郷七十年」
...確かに風俗壊乱という影響を公衆の或る者に及ぼし得る...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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